日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

時を過ぎると

2023年05月16日 | 生活・ニュース

 母の日を過ぎた日、複数の花屋さんで、店頭に並んだカーネーションの値段が大幅ダウン、物価高騰に悩むことを思えば嬉しいことになる。鉢により値段は異なっているが、どの商品にも母の日までの定価に太い二重の打消し線が引かれている。新しい値段は元の売値に関係なく「半額」と書き込まれている。

 鮮度が商品価値の花、それも特定の日に限る花であれば、商品の価値としては確かに下がるだろう。元の価格にどのくらいの利益が見込まれているか知らないが、買い得な気がする。ちょうど2鉢購入する人を見たが、使用目的は贈り物ではないだろうからいい買い物されたことになる。それにしても売れ残りが多すぎないか、甘い予測が大外れしたのだろうか。

 昨日ひとつ、今朝二つのユリが咲いた。これは何年か前の母の日に嫁から届いたものを鉢植えにし育てていた。今年も母の日の一日遅れではあったが母の日を祝ってくれた。まだつぼみが6個あり2、3日うちには咲きそろうだろうと期待している。

 「時期を失する」という。しかし、母の日を逸したカーネーションに罪はないが一夜明ければ半額に下げられる。高い気温で生産農家は苦労されたというが世の中はこうしたものか。私は後期高齢者、この時を自覚して生活することが時を活かすと思える。高齢者も悪くないようだ。

 (今日の575) 罪のない花に有責無情なり
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