九州北部・中国・四国・近畿・東海の合わせて5つの地域が「梅雨入りしたとみられる」と発表された。いつも「梅雨に入った」と言わず「みられる」と発表される。梅雨に入った可能性がある、とでもいう風に理解すればいいのだろうか。過去にはこうした発表が訂正されたこともあるというから、断定的な表現が避けられるのだろうか。
梅雨は沖縄から次第に北上する梅雨前線の動きによって気象庁が発表する。北海道は梅雨の気象が現れないので梅雨はないといわれるが、最近は蝦夷梅雨という言葉が聞かれるがどうなんだろう。空梅雨も困るが長梅雨もお断りしたい。今日の雨は予想を外れ梅雨の走りくらいの感じの少雨で終わった。
今心配されているのは沖縄南方をゆっくり北上中の台風2号の進路。世界各国の気象予報では沖縄付近から東方に進路変更し、日本列島沿いに進み梅雨前線を刺激すること。報道は心配される進路をとった時の解説に傾いている。これこそ列島沿いに「進むとみられる」報道だろう。
じめじめした梅雨だが、音痴の私にも雨の季節の唄がいくつか思い浮かぶ。「あめあめふれふれかあさんが」「てるてる坊主てる坊主」「でんでんむしむしかたつむり」「かえるの唄が聞こえてくるよ」などみんな童謡だろうが、気分が晴れるように感じる。
(今日の575) 多すぎず少なすぎずにつゆの雨