日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

疑問符

2016年12月11日 | 生活・ニュース

 文章を書くとき、疑問を表すときの符号としてクエスチョンマークを使う。その記号は「?」でキーボードならシフトキーを押して「め」を打てば現れる。この操作で?が現れることに普段は何の疑いも持たないで過ぎる。いや、我が能力では考えても分かることではないと達観しているからだ。パソコンは使うが、自慢にはならないがその仕組みについて何も知らない。

 ところが自分に不利とわかることには疑問符をつける。時には問い質してみると疑問を持ったことに疑問を感じるという笑い話もいくつか経験している。小学校2年の担任が黒板一杯に「なぜ」と2文字を板書し「君たちはいつもこの気持ちで学習するように」そんな話を記憶している。常に疑問符を投げかけると人間関係はうまくいかないことも経験した。

 急に疑問符の話になったのは月1度の仲間との農園作業でのこと。月1度の作業にしては上出来と褒められるほどよく育った人参や大根を収穫する。しかし、同じ畑で育っているのに真っすぐなものに混じり大きく曲がったもの、二股やそれ以上に分かれたもの、余りにも巨大なものなど姿や形が異なるのはどうしてだろう、と思いながらも収穫は面白い。

 畑の中で私と同じことを考えている人参がいた。その形は数字の「7」にも見えるが私的には直感で「?」だと思う。どこで支障があったのか真っすぐな人参に育たなかった、と考えるうちに思いが形になってしまったのだろう。この姿ではスーパーの「わけあり」品にもしてもらえない。人の世にも似た現象は数多くある、心して接しよう。
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ミカンの季節に

2016年12月10日 | 自然 季節

 となり町、ぶらり歩いていて「瀬戸内デザイングランプリ2016 入賞作品展」、私の駄文に似た長いタイトルの展覧会を見た。展示は県内の小中高生がデザインした「みかんのポスター」数十点、見るにつれてミカンの香りがしてきそうなほどその特徴を捉えた作品に見入る。グランプリは高3女性の「甘ズッパイオモイデ」、両手にミカン、ミカンを入れる同色のネットを頭から被る。網目の奥に見える目は甘酸っぱさそのもの、ふっくらした優しい顔に好感。

 山口県の柑橘類は大島のミカン、萩の夏ミカンが知られている。萩に出かけると夏ミカンジュースをよく飲んだ。皮つきの丸のまま1個を手押し式の絞り器に入れる。氷をたっぷり入れたグラスをセットし絞り器のハンドルを抑える。皮が破れオレンジ色のしぼり汁が待ち受ける氷を包み込む。「何も加えずお召し上がりを」といわれ受け取る。これのために水分をとらず運転を続けたこともある。

 大島のミカン、跡継ぎとなる担い手不足という心配はあるようだが、新しい品種や食べ方の開発など努力されている。ミカン鍋という郷土料理が10年目を迎えリピーターも増えていると地元は喜ぶ。在京TV局の取材もあり、子どものころの口癖「大島ミカン」は全国区になれそうだ。県内のガードレールはミカン色と決まっている。

 スーパーにも各地のミカンが商品棚に彩鮮やかに並ぶ。ネット袋入りの商品も多種類ある。そのネットの色はどうして赤なのかと聞いたら「簡単なこと、ミカンをおいしく見せるため」と教えられたが話としては面白い。最近は産地や糖度なども表示され袋の着色は必要ないかも。ミカンとこたつ、そんな季節がやってきた。
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最近驚くこと

2016年12月09日 | 社会 政治

 最近驚くことが幾つもある。その一つに、昔から行われていたが公開されなかった、知らされなかった、あるいわそんなものだと見下すかあきらめていたことかもしれないが「政務活動費」の使途がある。政務活動費は税金から出される。従来は「政務調査費」と呼んでいたがこれを使いやすく変え、略して「政活費(せいかつひ)」と呼ぶ。そのせかすべてではあるまいが「生活費(せいかつひ)」として使う議員がいる。政と生を大間違いしている。

 キャバクラ利用、結婚祝儀、パソコンの購入、車のレンタル料などなど、議員以外なら自分の懐から支払うべき物を政活費、つまり税金で支払っている事実が連続して明るみになる。関連で大量の議員が辞職し補選のニュースは記憶に新しい。国から地方まで選良といわれるこれらの人の心構えを問い直したい。

 国家公務員に年末手当が前期より増額して支給された、民間企業ではどの程度進んでいるのだろう。知り合いの小企業社長は苦しげな顔でニュースを見ている。冬の賞与・ボーナスの頃になると「餅つき」始まる。この餅つき大会を中止するかが問われている。公開でついた餅は破棄し、あらかじめ準備した餅を配る映像が流れた。各地でそうなりつつあるという。一口で言えば非衛生らしい。昔は心配しなかったのに何が変わったのか。

 さらに除夜の鐘も消えつつあるという。付近住民の「やかましい」が原因で。鳴らす側にも一考の余地があるのかもしれないが、止めさせる意をくみかねる。空軍基地の騒音に比べれば除夜の鐘は小事にしか思えない。餅つきも除夜の鐘もダメ、クリスマスの賑わいもいつか途切れるのだろうか。「山・鉾・屋台」がユネスコの文化遺産に登録された。昔から続く日本人の心、もう一度考えてみたい。
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ビンゴ

2016年12月08日 | 生活・ニュース
 

 購読紙の別刷り朝刊「セレクト」は発行から1年8カ月。全面カラー刷りの16頁、普通紙面では載せきれない政治や経済、社会などの詳細な解説、日々の生活関連情報、クイズや地域の美味しいおみせなど連日多彩な紙面に満足している。また、読者投稿欄もあり楽しみの一つだ。休刊は月曜日と祝日の翌日、朝刊とセットで月4030円、週刊誌よりいい。

 そのセレクトに週1でビンゴが載る。別欄にビンゴナンバーが表示されている。毎回、朝1番に我が家のカードをチェックする。これまで一つだけ的中しないことが何度かあり「今回もダメか」と次週へ楽しみを送っていた。我が家のカード、と大きく出たが、新聞印刷機の機能向上で、紙面ごとに異なるカードが印刷できるとしてシリアルNoが印刷されている。印刷技術のすばらしさに驚く。

 先日の朝、いつものように楽しみにチェックする。見事に5個の数字が並ぶ、再確認するも間違いなし、規定通り切り抜き新聞社へ送り返す。ビンゴ多数の場合は抽選で図書カードが当たるとある。親睦旅行の車中や飲み会の余興などでは経験あるが紙面は初めてのこと。退職後縁のないボーナスになるかもしれないと期待している。

 広辞苑でビンゴとは「数字合わせによる賭博遊戯の一種」とあり、軽いゲームくらいに思っていたがそうではないことを知った。今回は金品を賭けて争ってはいない。賭博が僅か数時間の審議で合法化される。厚労省発表では530万人を超えるギャンブル依存症が存在する。今回の新法により更なる増加が良識者の間では危惧されている。立法趣旨の観光立国、経済成長のための施策としの点数はつけられない。
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小さな自分史

2016年12月07日 | エッセイサロン
2016年12月07日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 手帳を来年用に替えた。役目を終えた手帳、いつもそばにいて忘れ防止を支え、一緒に時を刻んでくれる相棒だった。

 繰ってみる。この1年の新しい出会いや出来事、怒ったり喜んだり心配したことなどいろいろ思い出させる。すっかり忘れていることもいくつかある。

 退職してから続く手帳交代。毎年、小さな1冊から自分の1年を見返している。今年も反省は多いが心なしか明るい。それはがん手術後5年の節目を超えたという安堵のせいだろうか。

 最後の日「1年間ありがとう」と書き断捨離できず保管している先輩手帳のそばに並べた。
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インフルエンザ

2016年12月06日 | 生活・ニュース

 例年より早い流行期に入ったインフルエンザ、ワクチン接種が勧められている。当市では問診票を記入すれば助成があり高齢者は1640円で接種できる。チックリとする痛みは昔と変わらないが、接種していたので軽症で済んだという人の話を聞くとその効果を信じるしかない。医師から「肺炎球菌を接種していたので助かった」という知人もあり、高齢になっての予防接種という軽症化対策は周囲の人に迷惑を掛けないためにも必要のようだ。

 そんなインフルエンザ、人だけでなくウイルスは異なるが鳥の世界にも蔓延、発生した鶏舎だけでなく敷地内全部に及び、何万、何十万羽という鶏が殺処分されるニュースが続く。飛ぶ鳥が運ぶウイルスの侵入対策が困難なことは想像がつく。鶏の需要期を前にした流行に関係者の焦りはひとしおでは無かろう。

 そんな流行病など知らない来年の干支になる酉(ヒヨコ)の置物が店先に並ぶ。型枠で作られた同一形態の品ではあるが、インフルエンザなど予測させいその造りには思わず手がでる。そんなヒヨコにまつわる話を思い出す。戦後の早い時期、今でいうブロイラーの先駆け的企業を初めた人が「商売は成功したけどやがて鶏肉は食べれなくなり手放した」という話、何となくわかるような気がする。

 インフルエンザの予防接種、問診票記入の後で医師の診察と問診がある。マニアル通りかもしれないが、病原菌を体内に入れるわけだから慎重さに越したことはない。「チクリとします。手先はしびれませんか」摂取する看護師は問いかけながら少量のワクチンを射ちおえる。摂取した番号が交付されるので何かの間違いが起きれば対処も早いだろう。「接種の跡をもんではいけません」最後に念押しのひと言、高齢者への行き届いた心遣い、どうか効きますようにと願う。
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山の上の名城

2016年12月05日 | 地域

 濃霧注意報が出たのは日付の変わるころだった。この注意報、翌朝はよく晴れて冷えるというのが素人予報だが、夜明け前の空は素人予測通り星が輝き、一日の晴れを予測させる。陽が昇るにつれて澄み渡る青空が広がるものの、注意報通り岩国城天守閣の建つ城山は山頂まで霧というより白い雲のベールに包まれている。

 気温上昇につれベールは城山の麓を流れる錦川の下流に向かって流れ始める。タイミングが良いと雲上の天守閣が見える。今朝は我が家から直線でおよそ1.6㌔にある天守閣、城山周囲の風の状態がいいのか、いい眺めだ。さっそく愛用の光学倍率約40の手の平サイズのデジカメで撮る。久しぶりの光景に今日の運勢を感じる。

 岩国城は城山の標高200㍍のところに白亜の天守閣がある。1601(慶長6)年より7年かけ1608(慶長13)年に築城。1615(元和元)年の一国一城令により僅か7年後に破却された。1962(昭和37)年に復元された現在の天守閣は三階四層の上に物見を置く桃山南蛮造りの美しい山城。錦帯橋からの景観を配慮して本丸側に立つ。本丸北側には本来の天守台が残っている。 北側を搦(からめ)手、南側を大手門(正門)とした。2006(平成18)年2月「日本名城100選」に選ばれた(岩国検定テキスト いわくに通になろう参照)。

 岩国城への観光は岩国ロープウエイがある。城山山麓駅から山頂駅まで412㍍を約3分で連絡している。山頂駅から天守閣までは徒歩約10分、開城以来斧のはいらぬ原始林の間を進む。天守閣からは、麓の城下町から瀬戸内海まで一望できる。阿品弥山から撮った雲上天守閣の写真がある。地元写真愛好家なればこその作品は見飽きることない逸品と思っている。
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たこ焼き初体験

2016年12月04日 | 生活・ニュース

 この年になっても知らないことや未経験が多くあり、時には「こんなことも経験していないのか、知らないのか」と聞かれそうになる。そんな時は恥をかくことを避けてしばし沈黙の時間を過ごす。そして懸命に耳学問に努める。かたわらの人には傾聴あるいは敬聴している様に映るかもしれないが、それは我が本心とは違う。

 ある塾の忘年会への誘いが届いた。常々、その塾の楽しさは耳にしていたので所用を済ませ一足遅れで参加した。あらかじめ聞いていたメニューは「ローストチキン、たこ焼き、パエリア」の豪華版。会場は料理の準備中でお店の忘年会では絶対に味わえない匂いが充満していた。進んで手伝える作業はなく見ているうちに「いただきます」になる。

 しばらくして「たこ焼き」に移る。家でこれをするのは孫が帰省した時で、孫の采配により焼きあがる。というようなことで、たこ焼きは食べるのみだった。しかし、今日は3台のたこ焼き器が並びその1台は私の前、恐る恐る慎重に竹ぐしを使い回転させる。丸くなれ丸くなれと思いつつも、何せ初挑戦の初体験だけど、そばから達人のアドバイスを聞きながらだが何とか口に入る形になった。 

 2回目の焼きは少し要領をつかみ楽しく円形にできた。塾生の料理知識に驚きながら、1度くらい爺ちゃんの作った「たこ焼き」と孫に食べさせてみようか。高3で受験準備中のため次の帰省は未定、いつのことになるか定かではないところも良しとしておこう。土産にと分け合ったたこ焼きを口にした家内「美味しい」と複数個、やはりわが手で初挑戦してみようか、写真を整理しながらそう思っている。
 
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営巣だろうか

2016年12月03日 | 自然 季節

 冬場になり川の水量が減ると流れの岸辺や水深の浅い個所にちょっとした川原が出現する。次に雨が降るまでその川原は拡がっていく。そんな小さな川原にシラサギがじっとして集まっている様子をよく見かける。川原の上なので餌を獲る姿勢ではなく遠目には昼寝のように見える。周りにはほかの野鳥の姿も見かける。

 そんなシラサギが岸辺の川原で昼休み、驚いたことにこれまで見た数の数倍近くがたむろしている。一斉に飛び立ってくれたらと思いながいつものように撮る。手のひらサイズのデジカメ、それも手持ちで数十㍍先を撮ろうという冒険をする。とにかく記録しておこう、それが先立つ。息を止めてシャッターを押すという基本は守るがあまりにも被写体が小さすぎる。

 そんな集団を見ながら歩いていると、そこから少し離れた雑木の茂ったところに4羽のシラサギがとまっている。サギは樹上に営巣すると聞いておりもしや、と眺める。これまで昼寝は見てきたが樹上にいるのは初めて見た。これまたじっとしたままなんの動きもない。サギの営巣を長く観察した知人がいるので教えを乞うことにしよう。

 サギが止まっている雑木は民家のすぐ裏、庭での話し声が聞こえはしないかと思うほどの近く。人を警戒しないのかしなくなったのか、野生の生き物が民家近くに出没、いや民家に入り込んでいる。タヌキ、イノシシ、シカ、サルなどによる被害は連日報道される。熊に襲われる人も多い。人と野生動物の暮らす境界が交わった、安全に暮らせる手立てが必要になる。ジビエ料理が賑わっているのはこうした反映だろうか。
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列島は長い

2016年12月02日 | 自然 季節

 日本列島は北海道から関東まで南下し直角的に向きを変え西方に延びる。そして本州西端で再び南下し九州・沖縄へと続く。その長さは約3千㌔といわれる。大きくは北海道、九州、四国、そして本州という4つの島からなっている。本州は日本最大の島、世界では7番の大きさだという。

 長い列島ゆえに、その地ならではの独自の文化が起き根付き発展する。そうした文化は地方独自の文化財となりやがて国指定にまで発展する。それを伝承する人らの苦労や地域の取り組みなどはたまにルポで拝見する。そのたびに並々ならぬ粘りとそれへの深い愛着を持たれていることを感じている。過疎や少子化でこれらの担い手不足が進み地方文化の継続に懸念のあることがたびたび指摘されている。

 このたび青森県から大分県まで18府県23件の祭りで構成される「山・鉾・屋台」がユネスコの無形文化遺産に登録された。大方は初耳の遺産名だが歌舞伎、和食、和紙などに続き「世界の宝」と認められた。登録対象の中で最古の遺産は「京都祇園祭の山鉾行事」で平安時代が起源という。今回の登録が過疎や少子化で継続が心配される地方の励みになることを願っている。

 北日本は風雪、猛吹雪など瀬戸内沿いではありえない天気予報が出ている。それなのに当地は小春日和、列島の長さを感じながらウオーキングに出る。錦帯橋を渡りながら、この橋と付近の景観を世界文化遺産にという運動が知事を頭にした組織が発足、本格的な活動が開始されるようだ。架橋技術のすばらしさを伝え残したいと言いながら、その裏には観光客誘致目的でしかない見え見えの発言が出る。錦帯橋の畔で長く橋を眺める銀杏らはどんな思いをしているだろうか。
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