日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

こうして荒れていくのか

2024年08月11日 | 地域

 月に1度は通りかかるバイバス道。いつ通っても菜園で作業されている人といつからか会話するようになった。こんな話をされたのは1年くらい前になるだろうか。問わず語りに「そろそろ野菜作りを卒業しようと思うんですが、地主さんが痴ほうになられ、施設に入られ話が進まないで困ている」と元気のない声で話された。

 その借地の昔の持ち主さんを知っているので尋ねると「その家の人から借りた」と言われる。遊んだことはないが、私より数歳上の立派な子どもさんとその母親がおられたことは知っている。私も50年以上お逢いしたことは無いので、今のことは分からないが、返地の話しが進まないということは困りごとだと思って聞いた。

 暑くなる前くらいから畑で見かけなくなり、先日通ったら畑の法面は雑草がのびている。法面下の畑を見下ろすと除草シートの張られていない所には草が伸びている。法面も畑もこんなに草ぼうぼうというのは記憶にない。借地契約の話しはついたのだろうか、状況は分からないのでそう思うしかない。

 野菜が生っているときには猪の餌場になる畑だった。時には猿もやって来ると笑いながら話されたのを思い出す。この隣の畑も耕作放置され荒れ放題になっている。こうして山あいの農地は自然のなすままに変わっていくのだろうか。そばで元気に茂っている芭蕉の群生と大きな栗の木はこうした放置畑をどう思って見降ろしているのだろう。

 (今日の575) 耕作をやめると話す日焼け顔
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