日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

後に続く後輩あり

2024年08月22日 | 地域

 パリ五輪では参加国第3位というメダル獲得に沸いた五輪関連の報道もまばらになり、再び大谷選手の40:40達成への報道が増えた。五輪でフェンシングにこれほど報道が時間を割いたのは初めてではないかと思った。日本で最初に五輪フェンシングで個人戦(フルーレ)でメダルを獲得したのは太田雄貴選手で銀メダルだった。それは2008年の北京五輪。

 パリ五輪フェンシング男子エペ個人戦で金メダルを獲得した加納虹輝選手はこの太田選手の活躍を機にフェンシングを始めたという。出身は愛知県だが、高校は岩国工業高校(岩工)卒で、岩工のフェンシング部が各種大会でレベルの高いことは報道で知っていた。パリで金、という東京大会終了後に宣言した通り金メダルを獲得した。

 その岩工、加納選手の卒業後も好成績を残している。加納選手の後輩の複数が今夏のインターハイに県代表選手で出場した。そのなかの一人の選手を応援する横断幕が掲げられた。それを掲げたのは、その選手が10年以上前に卒園した保育園。この園はいつもこうした形で卒園生の応援をされている。

 昨日、母校を訪問した加納選手は約400人の全校生徒にこう語ったという。「学んでいるとき五輪でメダルを取る、出場することさえ想像していなかった。ただ地味な練習をコツコツしてきた。毎日続ければ5年後、10年後に夢や目標は必ず達成できる。次のロス五輪に向けてがんばっていく」。私はその岩工を65年前に卒業した高齢者。明日から市内で20歳未満のフェンシング全国大会「加納虹輝杯」が開かれる。

 (今日の575) 応援が力になって金メダル     
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