日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

芭蕉

2007年10月25日 | 生活・ニュース


芭蕉は秋の季語。植物園で「バナナの木」だと指さした子に「バナナにはバナナの実がなる、芭蕉には実はならない」と教えたお父さんを見たことがある。うまい説明だと思った。

ウォーキングの道沿いに何箇所かにその群生がある。強く見える緑濃いその葉は破れやすい。手に取るとよく分かる。北の風にさらされるとその葉は細かく引き裂かれる。間もなくその季節になる。その姿は「破れ芭蕉」といい冬の季語になっている。破れ芭蕉は冬のあいだ丸裸となり見るも哀れだ。

庭師に「芭蕉の葉は破れやすいため庭に植えることを嫌われる」と聞いたことがある。確かに破れ芭蕉の姿を知る人は庭の角に1株とは思わない。庭で芭蕉は確かに目にしたことはないが、裏庭では見ていた。

芭蕉の茎は水分をタップリと含んでいるいる。切口からは透明な液体が滴り落ちることを経験している。また茎の繊維は芭蕉布として織られ、紙の原料にもなった歴史があるという。

芭蕉の思いでは秋祭りに作った角寿司の各段の仕切に使われていたことだ。艶のあるあの葉はいまが盛りと風に揺れている。

(写真:いまが盛りの芭蕉)
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
畑の隅 (豚猫)
2007-10-25 21:40:55
ありますあります。
これが毎年根元のほうから切り倒すのですがけっこう大変。切り倒したものも重いんですよ。
岩国寿司に使うとゆうの最近知りました。
横長の写真いいなー。
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芭蕉の葉 (つぶ)
2007-10-26 07:37:14
そうですねぇ。
私はあの大きな葉っぱを見ると、まず「岩国寿司」です。
独特の香りが、あの大きなお寿司を引き立ててくれてますよね!。
芭蕉の葉がないので岩国寿司を、はすの葉っぱで作ったことがありますが、いまいちでした。

実は、私も子供のころはバナナの木と思ってました。
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縦長も (tatu_no_ko)
2007-10-26 13:01:38
簡単に短足横長(逆も)の写真が出来るよう先日ソフト入力しておきましたよ。また説明します。
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1歳 (tatu_no_ko)
2007-10-26 13:05:58
つぶちゃん1歳おめでとう。彼ら専用のケーキがある?ことに驚きました。芭蕉の代用にレタスなども使われていますね。
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