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2018年09月15日 | 生活・ニュース

 宅配便が届いた、贈り人の名前は甥と姪になっている。箱に大きな太字でフルーツと書いてある荷姿から敬老の日の贈り物と分かる。年取って多少視力がおちても読めるのは、売る側のアイディアかと思う。それにしても甥と姪からの敬老祝い不思議に思っていると、妻が「前にも届いた」という。それは高校入学のことで相談にやって来た年という。そいえば思い出した。

 姪は看護師を目指し今春大学に進んだ。願書の表現方法や面接試験等について色々質問をし、メモして帰っていった。望み通りの学科に入れ学んでいる様子を、GWのある日、元気で明るい顔で話してくれた。夏休み、宿題とかで昔の家や町の様子を聞きに来た。そんなことのお礼という。姪の進路選択は、近くに住む祖父の長患いを傍で見ていたことが看護への途を選択させた。しっかりした志から決めた途を進んでくれるだろう。

 2002年までは9月15日の今日が敬老の日。多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し長寿を祝う日だった。2003年からはハッピーマンデー制度により9月第3月曜日となった。敬老の日以外にも3連休のために海の日や体育の日も月曜日限定となった。それなりに意味ある祝日を連休だけのために変えることは本来の意味を失わせている。「3連休はどこへ出かけますか」の報道ばかり、敬愛の念は見られない。

 日本の100歳以上の高齢者総数は15日現在で6万9785人、うち女性は6万1458人(88.1%)で女性の長寿は明らか。それにしても差があり過ぎる。健康寿命はクリアーし平均寿命までは4年弱、しかし、終活については未着手、読めない余命を縛るより今を充実して生きたい。
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