今年の雨、地震、雷など自然災害は記録に残る大きな被害を各地に残した。被害の状況を繰り返し映像で見たなかで、都市部の道路冠水により、いたるとこでマンホールの蓋を押し上げて噴き出す水流の猛烈さに、自然災害に弱い都市の一端を映していると感じた。今も猛烈な勢力に発達しつつある台風24号の進路が気になっている。
そんなマンホールの蓋は「円い」。なぜ円いのか答えは簡単で「蓋が穴に落ちない」から、その訳は円の直径よりも長い線はないので落ちることはない」。言われたてみれば納得できる。四辺形だと対角線の長さは、一辺の長さより長く斜めになれば落ちる。瓶から外した蓋は瓶の中には入らないから実験できる。
あの人は丸い、と言えばふっくらした姿で円満さを感じる。あの人は円い、と言えば穏やかで欠けたところがないなど外見の容姿とは違う内面をいい「人格が円い」ともいう。四角はどうだろうか、対角線から落下する、角がある、とげとげしているといい表現が思い浮かばない。私の顔は丸の対で四角、どんなに見られていようと親からもらった形は直せない。、せめて人として円いと言われるように努めよう。
マンホールは地下の下水路、埋設物などの管理点検に地上から出入りする縦孔で、円い蓋で覆っている。蓋のイメーは鋳物色で、先ず関心を示すものではなかった。最近は観光資源にこのマンホール蓋が加わっている。土地の風物や名所を彫り込み、色付けまでして目を引くようになった。誰からも好感を持たれる円い姿の蓋、その良さをどこまで伸ばせるか、ガンバレ。