日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

昼休みの児童

2014年02月11日 | エッセイサロン
2014年02月11日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 給食を食べ終えた児童らは、広い運動場で生き生きと遊ぶ。追っかける子逃げる子、繩を回す子跳ぶ子。そして何十種類もの叫ぶような大声、でもけんかではない。そんな児童らの姿が好きで、立ち止まって眺める。

 昼休み終了の放送。すると、遊びに夢中だった児童らは間をおかずに、校舎へ向かって脱兎の勢いで一斉に駆け出す。その切り替えの早さに、素直な子どもらしい純朴さを感じ、自然と笑む。「こけるなよ」と思いながら、背中を見送る。

 少し舞い上がる砂ぼこりは、児童らの元気な声の余韻を楽しんでいるようだ。

コメント (2)
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