日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

世界の心 さくら

2011年04月10日 | 生活・ニュース


東日本大震災から明日で1カ月。地震と津波で死者行け不明者2万数千人とされるが被害全体についてはその全容がつかめていない。それに覆いかぶさるような原発事故。臭いも色も音もしない恐怖に避難を余儀なくされている人の厳しさに心が痛む。

そんな中、桜の木を指差し「開花を宣言します」という映像を見た。それは、大津波に襲われた福島県小名浜の桜が咲いたという報道だった。いつもなら何気なく見ている北陸での桜の開花、その映像に大きな感慨をもったのは初めてだ。そして被災者を勇気づける力強い花の姿に思えた。

桜と日本人、いや桜は世界の多くの都市で愛でられている。桜が世界中の人の目にとまるということは、日本の感性が世界に通じているのでは、そう思い始めた。それは今回の震災に対し地球規模の支援、途上国と呼ばれる国を含めて善意が届けられているから。しっかり気持ちを受け止め感謝しよう。

錦帯橋畔の桜はいつもの年と同じように開花した。被災者への思いから全てが自粛されていたが少し緩んだのか、多くの人が桜を訪ねている。周辺の道は超渋滞で、関西圏の車をはじめ遠方では静岡県のナンバーも目にした。桜で感じた心の温もりをかの地への思いにつなげたい。

(写真:錦帯橋上流に続く桜並木)

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