日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

自生の椿

2011年04月28日 | しっちょる岩国


「二井寺山極楽寺由来」、古びた掲示板が登り口でお参りする人を待っている。「この二井寺山極楽寺は聖武天皇の勅願寺として天平16年(744年)に当時の玖珂郡区を支配していた玖珂郡大嶺秦皆足朝臣(はたみなたりあそん)によって創建された」とある。さらに、1200有余年の歴史を秘めた薬師堂は県下屈指の建造物で県文化財の指定を受けている、と記してある。

山頂までの登山道はかなり険しいが登り終えた時の達成感はそれをなした人でないと分からないという。椿が出迎えてくれる。倒れた行人を葬った塚や鎌倉時代の作と銘記された鐘楼など、歴史を感じるものも多くある。

庭園を管理され人だろうか、気さくに寺の紹介や案内をされる。これを見てください、可愛い子を紹介するように差されたのは手水に浮かんでいる一輪。小さな「ハスの花がどうしてここに」と思った。

花は椿。この二井寺山で自然交配により誕生したという。それを咲かせた幼そうな原木は急な斜面に1本立っていた。境内にある紅白2本の椿がその親木とか。自然交配、理科で習ったことはあるが、その実物を見たのは初めてだ。

岩国検定実行委員会の課外学習会。史跡や戦跡巡り、これからも続く。

(写真:二井寺山で生まれた椿)
コメント (4)
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