日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

卒業式の力

2011年04月01日 | 生活・ニュース
           

大地震被災地の卒業式が映し出される。避難した住民皆さんの前で、崩れた自宅の中で、地域の人によって整えられた式場で、教師が難を逃れた椅子で整えた式場など、困難な環境の中でそれぞれの児童生徒へそれぞれの立場から応援された。送られる児童生徒らには普通でない卒業式がどのような思いとして残るだろう。

大きな揺れの後、押し寄せる山のような津波の怖さを体験し、その後の無残な住み慣れた町の姿に呆然とし、家族や多くの友を失った何にも変えられない衝撃など、子らには余りにも大きく重すぎる現実だった。子どもたちのこれからのケアに力を入れてほしい、関係者へ強く望みたい。

避難所で自ら出来る避難所での仕事を懸命に手伝う多くの児童生徒の姿を映像や新聞で知った。誰にいわれることなく進んでそれに加わったという。復興には長い時間がかかるだろう。児童らが避難所で経験したことは必ず復興の力になると信じる。

あの日から3週間。支援物資は届き始めたという。食料はどうなのだろうか。スーパーでは水やカップ麺などの売り場に「お1人様3個」などと、買占めを戒める店長名の注意札が立っている。ペット入りの水も積み上げるほどない。いつもは山と積まれているカップ麺も申し訳程度しかない。

これから息の長い復興がはじまる。異例の卒業式で送り出された君たちが、これからの地域の中心となりそこを担うことになる。力ずよく学んで欲しい。
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