いろいろな不正や事件が起きたことから、食品の安心安全への関心が高くなった。産地や安全な賞味期限など表示も改善が図られ、関係機関の立ち入りも厳しくなったようだ。
こうした環境の中で「自家用野菜の耕作者」が増えている。私の周りの知り人にも小作を楽しんでいる人は多い。そうした人の会話には苦労と楽しみが入り混じる。そんな方から採りたてのみずみずしい作物をよくいただく。最近は白菜と大根をストックしてる。有難いことと感謝している。
少量多品種を育てている知人は「中古の小型の耕運機を買った。次は軽トラを買いたい」という。作ったものから収入を得ているわけでもないのにと思いながら、そこまで楽しめる農業の魅力に取りつかれた彼の姿に、サラリーマン時代に見せたスーツの面影はどこにも見当たらない。
(写真:河川敷に続く肥沃な畑地)