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平安神宮へ初詣した、と孫からおみくじの「大吉」が写メールでとどいた。嬉しそうだ。おみくじの7割近くは県内の女子道社によって奉製されるというニュースをみた。孫の引き当てたおみくじも、もしかしたらそのひとつかも知れない、などと親しみを感じる。私が平安神宮へ参拝したのは中学校の修学旅行で記憶も定かでない。
初詣した神社でもおみくじを読む姿があった。境内は、おみくじはどこでも読めるほど明るくしてある。睦まじく額を寄せあって、1人たたずんで、明かりに背を向けて、読み終わって握りしめている、それぞれのおみくじは神のどんな占いがしたためてあったのだろう。
「おみくじ」について広辞苑はこう解いている。神仏に祈願して、事の吉凶をうらなうくじ。吉凶をしるした多くの串を匣(はこ)または筒に入れて小孔から振り出してとる。そのことを「おみくじを引く」。
子どものころは「おみくじを引く」といった。最近はそれを買うに変わった。何百円か投入すると自販機がそのくじを選んで出してくれる。引いて運よく引き当てたくじと自販機が順に出したくじ、どちらがいいか、当たった人の思いしだいだろう。私のくじは・・・。
おみくじを買う若い人も多い。何かと古さを避ける若い人がおみくじに求めるもの、そこには不思議な何かが潜んでいるのだろう。寅の運気のように占いが当たればいい、枝へ結ぶ姿を見ながら一緒に願った。
(写真:平安神宮の第15番 大吉の札)