いつものようにウオーキング。玄関を出た時に、近所で警戒心を抱かせるような複数の犬の鳴き声が聞こえる。めったにないことだ。何かあるのかと、街灯を頼りに警戒しながら通りへ出る。近所で空き巣や自販機荒らしもあったことを思いだす。そうするうちに鳴き声は止んだ。
朝食を終えて庭にでた。向かいの植え込みの中で何か動いている、そんな気がしたので覗いた。大型で黒色の犬が植え込みの根周りを掘っている。見かけない犬で、飼い主らしい姿は見えない。
植え込みから出てきたその犬、首には長い鎖が付いている。ジャラジャラという音を立てながら表の通りへゆっくり移動していった。堂々としている。
黒い犬が表通りに出たところで、今朝聞いたと同じ犬の鳴き声が聞こえ始めた。犬は今朝早く、近辺をさ迷っていたことが分かった。長い鎖から飼い犬とはわかるが、近づくにはちょっと勇気がいりそうな犬だった。
イノシシ、タヌキ、イタチなどはウオーキングで見かけたことは幾度かある。イノシシが歩いているときは、威嚇だろうか飼い犬が連携して吠えまくっている。獣道へ姿を隠したタヌキの親子連れはかわいかった。が、最近、彼らを見かけなくなった。どんな暮らしをしているのだろうか。
(写真:こんな大型の獣が現れたらどうするだろう)