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日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

アユの苦難

2009年06月28日 | 自然 季節
               

梅雨入りしたが雨量が例年に比べ極端に少ない。地域によってはその3分の1ほどにも達しない地域もあると報道され、早くも節水に入ったダムもあるようだ。暑さに向かうおり気になる。水なしの生活は考えられないから。

水量は少ないがアユ釣りが解禁されておおよそ1ヶ月になる。店頭に並ぶアユは他県の名前が多い。地元を流れる川の水量の少なさが原因かもしれない。川の水が少ないとアユの餌になる苔の生育や水温などが適さなくなるという。岸辺という潤いが護岸というコンクリーの壁に置き換わったことにも原因があるかもしれない。

水量による生育環境の悪さだけでなく川鵜や鷺からも攻撃されている。昔はこれらの猛禽類は鷹の餌になったらり、巣の卵をカラスが襲たりして人間と共存できる数が生存していた。人が森林を切り開き猛禽類の住む場所を奪ったために人との共存が難しくなった。

物知りの先輩から聞いた猛禽類の話を思い出した。錦帯橋上流で見た川鵜、川幅のせまくなったところへその一団が思いのままに素潜りしている。漁獲量を下げる大きな一因だと眺めたことがある。

カラスの名前の由来は、巣を襲うとそれを空にするから「カラス」なんだ、先の先輩はそう言って笑わせながら「人が強くなりすぎ自然と調和のとれた世界を壊したのは人間なんですよ」という話を思い出しながら夜明け前のアユ釣りの人を橋の上から見ていた。

(写真:錦帯橋下でアユ釣りを楽しむ人)
コメント (2)
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