日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ねじれの風格

2009年06月10日 | 生活・ニュース
               

今、日本の中枢がねじれている。衆議院で与党が過半数の議席を持ち、参議院では野党が過半数の議席を持っている「ねじれ国会」。2007年7月の、第21回参議院議員通常選挙で国民は野党を勝利させたために生じた。逆転国会ともいう。

民主主義の基本たる選挙結果によるもので、これに異をとなえることは何人たりとも出来ない。しかし、苦労する、思いどうりに進められないと苛立つ人もいる。そんな心痛な顔を毎日のように映像で見せられる。

昔「ねじれ者」といわれたら変人奇人、普通とはちょっと違うそんな印象を受ける人と相場が決まっていた。当人はそう思わないので周りとの関係がギクシャクする。しかし奇人変人はいつの世、一国の総理もそう呼ばれたことがある。時には特別な才能を周りの者が理解できないこともあった。

真直ぐな物に力を加えてねじれを作ることは生活の中でよく見たり経験することで不思議には思わない。が、公園の桜の木が根本からねじれている。みんな左回りでそれも1本や2本ではなく年輪を思わせる木の殆んどがそうなっている。

どうしてねじれるのか、どうして左周りなのか、いま話題のDNAを調べれば何か分かるのかも知れない。左回りにねじれた桜の木のどっしりと根を張った姿には、人の世の右往左往するねじれ姿とは違い歴史と風格がただよう。

(写真:歴史を感じさせるねじれ桜)
コメント (2)
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