『噂の真相』25年戦記 (集英社新書)岡留 安則集英社このアイテムの詳細を見る |
随分と物議を醸した「噂の真相」。休刊して3年が経つ。黒字のまま休刊するのは出版界ではほとんど無いらしい。25年続いた「噂の真相」の前身に「噂」と「真相」という二つの雑誌があったことを本書で初めて知った。
25年続いたこの雑誌、本屋でパラパラ立ち読みしたことはあるが遂に購入したことは無かった私が、何故いま本書を手にしたかというと数年前、岡留編集長と同席、座談、飲んだことがあるから。さらに鹿児島出身の岡留さんが休刊後、移住に等しいほど、度々沖縄に行っている理由を知りたいからだったが、本書ではその理由が定かではないが、「あとがき」では沖縄と米軍基地に触れている。一度、松山で飲みたいと思っているが未だその機会はない。
著者は本書で“スキャンダリズムは社会への警鐘で健全な生活の潤滑油、社会に潤いをもたらす”と説いている。その賛否は別にして最も印象に残っている箇所は“最後の正義の味方“と思っていた地検特捜部の恣意性。
以前にも書きましたがその表情から恐持て印象の岡留氏、話して見ると意外にソフト。私との縁持ちは歌舞伎町・沖縄出身のママでした。
念のため、写真の女性は著名な随筆家で、そのママではありません。
そんな方ともお会いできるとは、さすが重田会長と思いながら、うらやましい限りです。
「恐持て」では、「内心怖く思うのでかえって優待すること。また、されること」(広辞苑)とあります。
「強面」は「おそろしい顔つき」または「相手に対して強く出ること」(同)とあります。
文脈から、重田さんのいわんとするところは、岡留さんは「強面」(笑、失礼!)ではないか?たいした話ではないのですが、気になると気になります。
実は、重田さんの読書日記では、日本語の勉強をしています。見たことのない言葉を発見しては、辞書を引き、ボキャブラリーのアップに努めています。
”Wordが自動変換するんですよね”なんて、言い訳ですね!(^-^*)