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”朝吼夕嘆・晴走雨読”

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「あの日、あの時」;喜島範俊

2009年09月09日 | 「Weekly 読書感想」
 数少ない我が奄美の故郷・加計呂麻島・須子茂村の大先輩の自分史。
著者は私が奄美在住の小学校の頃、拝顔した事のある伝説の大先輩。実は4人のご子息の御次男がこれまた数少ない同期生。先日数十年ぶりに郷友会で逢合、同じ埼玉に居住する奇遇を知り、その際に本書を頂いた。
 私の父が満州に渡航したのに対し、著者は台湾へ向かい、師範学校を卒業、戦後郷土で教職に勤め、校長、公民館長、教育委員長と栄進、双光旭日賞を叙勲、逝去されている。
 気負いの無い淡々とした折々の追慕描写からは噂どおりの清楚な人柄が偲ばれる。圧巻はリタイア後の昭和61年、瀬戸内公民館20周年記念講演。浩瀚な知識と広い見地からの地域振興開発に関する提言は今読んでも斬新。
 私にとって、所々記述されている須子茂村のカツオ漁船「満宝丸」や共同茅葺作業の「講茅」等現在は失われている島の風習は貴重な記録として印象深い。
 御本人は明記していませんが、沖縄匂いの瀬戸内町僻地の加計呂麻島出自ながら薩摩文化色濃い・奄美の中心地・名瀬での栄進にヤッカミや差別は全く無かったのか、私の”読み過ぎ”または”読みたい欲”の悪い癖!
 本書は同じ須子茂出身、こちらは満州新京師範学校から奄美での教職経験を経て、昭和62年神戸市の小学校長で退職する川畑秀俊先輩の「時は光の彼方に」(平成五年)と並ぶ、故郷・須子茂出身先輩の追悼録として双璧の書。
                   
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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ありがとうございました。 (喜 島  俊 夫)
2009-09-09 16:43:14
 この度は父の回顧録について過分のお言葉を頂き、ありがとうございました。明治41年の生まれですから、今生きていれば101歳。平成元年逝去でもう20年も経ちました。父ももう古くなった回顧録ですが辰弥兄にお読み頂いたこと、きっと喜んでいるものと思います。

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Unknown (喜 島  大貴)
2025-03-22 23:16:55
> 喜 島  俊 夫 さんへ

喜島世力の孫です。
拝見させていただきました。
とても嬉しい気持ちになりました。
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