センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

若者の○○離れ!!

2011-03-19 00:00:40 | 感覚、五感
私は昨年3月30日、日本テレビ系列「超超近近代史」春の4時間スペシャル番組に短い時間でしたが、コメント出演致しました。
日本テレビから2月19日(土)の14:00~放送で2月22日(火)に「超近近代史P3」放送直前の放送があり、再放送として、私の出演の様子が放送されまた。
私が登場したのは、若者のお酒離れについて説明致しました。
短い時間にもかかわらず、インパクトが強かったのか、反響が大きかったのです。若者のお酒離れは、例えば日本酒は鼻にツーンとする香りがあり、ビールはポップの苦味があるから好まれないのです。
また、飲むとしてもノンアルコールビールを好んで飲んでいるのです。
他にも、車離れ、高級ブランド品離れ、テレビ離れ、ご飯離れ等数多くの好まれない物が沢山あります。
特に、車離れやブランド品離れは、お金の掛かる物なので理解も出来ますが、テレビ離れやご飯離れは深刻な問題でもあるのです。
私もテレビ番組やテレビ局の番組推進委員会などの会議に参加することもある関係から、若者のテレビ離れ、テレビを見ないだけでなく、テレビを所有していない現状があるのです。インターネットテレビなどの視聴が多いとの理由から、テレビは怪訝されているのです。
また、ご飯を食べない若者が増えたのには大きな理由があります。「ご飯に味がついていない」という理由があるのです。
私たちは、ご飯とおかずを一緒に食べて、うま味として理解し、味わって食べて居ますから美味しさを理解しているのです。
ところが、現在の若者は子供の頃から正しい食べ方をしていない、給食で毎日パンを食べているなど。自宅でもパンが主食になっている。朝食を抜く子供たちも全体の40%近い人達が朝食を食べていないという報告があります。
これらから、簡単な食事、安価で早くて美味しい、ハンバーガーなどが好まれているのです。
私たちの世代、昭和30年代生まれの人たちが若きころには、「独身貴族」などと呼ばれ、収入もよく、ファッションや高級車を乗り回し、これらステータスで女性にモテた時代でした。
借金してまでも高級外車を乗り回し、贅沢をしていたころです。現在では決して考えられない状態でした。
もし、現在の若者が例え高級車を乗り回しても女性にモテたり、憧れの的になることは有りません。
ましてやブランドのバックや高級腕時計を所有しているからと、逆に女性は下品だとか、気取っているなどと見られてしまうだろう!
現在の若者たちは堅実であり、また、収入にも二極化が進んでいるのです。平均的に貧乏な現在の若者たち、派遣社員やアルバイトで生計を立てている若者も多いのです。
ですから、ファッショにも無関心で、勿論、車も所有できず、欲しくも無いわけです。
これらから、昨年の流行語にもなった「若者の離れ」という流行語も生まれたのです。
私は、これら若者の離れの原因は、収入が少ないことや堅実的な考え方だけでなく、「気力の低下」と指摘しています。つまり、欲が無いのです。
物欲や出世意欲、金欲なども低下している現れなのです。私たちが若者のころは、お金が欲しい、出世して稼ぎたいなど気力がありました。ですから、一生懸命に働いたのです。
現在のようにそこそこに頑張れば無理して頑張らなくても生活が出来るのです。ましてや困ることが無いのです。
これらの生活環境の変化などから若者の物離れ、食離れ、お酒などの離れが加速的に進んでいるのです。これらが日本国内の需要拡大に拍車をかけているのは間違いのない事実です。
但し、一部のハイテク商品や興味のある物にはお金を使う若者たち、今後はこれら若者の意欲が国内重要拡大のカギを握っているのです。
ですから、車の販売でも、若者をターゲットにしようとすると、若者が欲しい物、欲しがる物を提供しなければ成らない。非常に厳しい環境ではあるが、望みはあります。日本経済の景気が良くなり、収入も上がれば人は贅沢をしたいと多くの人が望むのです。そのように人の脳は贅沢をすると「快感」するからです。人の脳は快感が好きなのです。これらが、若者の離れを防ぐキーポイントかも知れないのです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、

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