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仮眠は、通常の睡眠とは別に短時間の睡眠をとることを指します。15分の仮眠には以下の脳疲労の回復効果があります。
集中力の向上、記憶力の向上、やる気の向上、判断力の向上、注意力の向上、イライラが減少、人間関係トラブルの予防、勉強や仕事の効率化、業務上の事故予防、交通事故の減少などです。
正しい15分仮眠のやり方を実践することで、すっきりと目覚めることができます。以下のポイントに注意して下さい:
仮眠の計算基準: 仮眠の開始から終了までの時間を15分としてカウントします。入眠までに10分かかる場合は、10分+15分でセットしても構いません。
仮眠の回数: 1日1回が充分です。2回以上の仮眠は不眠症状を引き起こす可能性があります。
仮眠をとる時間帯: 12:00~16:00が眠くなりやすい時間帯です。この時間を狙って仮眠をとりましょう。
寝る場所: 静かで薄暗い場所が望ましいです。
寝る姿勢と起きた後: 布団に入らず、イスで寝るなどの方法をお勧めします。目が覚めたらすぐに立ち上がり、睡眠慣性を軽減させましょう。
アラーム選定: 心地よすぎない音を選びましょう。
15糞の仮眠は、正しく行えば効果的であり、デメリットはありません。
但し、ベッドなどで仮眠することは、目覚ましをかけないと、1時間以上眠ってしまうことになるので逆効果です。出来ましたら、ソファーがあればそこで横になり、スマホでタイマーを15分にセットして仮眠を取ることが脳がリラックス出来ます。目覚めもすっきりします。それ以上だと目覚めが悪くて、ボォーとしてしまい逆効果です。
私はお昼過ぎに15分仮眠をします。仮眠する前にブラックコーヒーを飲んで、椅子に座ったままでコクリと眠ります。タイマーをかけなくてもちゃんと15分後に目覚めます。
それは、コーヒーのカフェインが脳に覚醒作用を齎すのに「15分」程掛かるからです。
15分ほどの仮眠は、昼間に仮眠するから効果的なのです。
15分程の仮眠は夜の睡眠の「1時間程度に匹敵します」。私が睡眠不足を補うこともあり、仮眠を取ります。
特にランチ後に眠くなるので仮眠がお勧めです。
最近では、大手企業が「リラックスルーム」と言って、薄暗い部屋に寝そべられるリクライニングの長椅子のような物を何台も設置し、社員が昼休に15分仮眠を実践したら「ヒューマンエラー」の回数が劇的に減ったと言う報告もあります。
また、社員の気力も向上したことで営業成績なども上がったと言われています。
人が集中していられる時間と言うのがほぼ、決まっています。それは「90分(1時間30分)」と言われています。ですから、本来は90分集中して、10分休んでまた、90分集中するその繰り返しだと、ほぼ、ヒューマンエラーが発生しません。
無理に数時間も無理して集中し、同じような姿勢で続けていると「脳疲労」脳が酸欠状態になると、強い眠気が起きます。人の脳のエネルギー消費は激しく、普通でも一日(500㌍)程度は消費しています。
その消費エネルギーが多ければ(脳疲労)も激しくなります。あまりにも過酷なほど脳を使うと「精神的な異常を来します」。知られているのが「鬱病」です。
こうして、身体の酷使よりも「脳の酷使」の方が人にはダメージが大きいということです。
だからこそ「15分仮眠法」を皆様に推進している訳です。
センスプロデュース研究所、葛西行彦