センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

音と音楽に拘ることの重要性!

2016-02-20 00:00:30 | 五感音楽
在において、子供たちや若者たちの多くが、音、音楽に拘らない人たちが増えているのです。
また、電子音などを幼い頃から聴いている環境に曝されているため、アナログ音とデジタル音の違いが分からない。理解出来ない人たちが多いのです。
現に野鳥や虫などの鳴き声がうるさい、雑音と感じている人が多いのです。
数年前の夏には、風鈴の音色がうるさいと隣人とトラブルになり、殺人事件も発生しております。
このように音に拘らず、音の違いを理解出来ないでいると、正常な判断が出来なくなり、本来ならば「心地よい風鈴の音色」がやかましい、うるさいと感じてしまうのです。
例えば、携帯音楽のプレーヤーで現在は音楽を簡単に楽しむことが出来ます。ところが、この携帯音楽プレーヤーでもなくても、携帯電話の音楽で充分だと思っている人が多いのです。
ですから、音の良さや質を求めなくてよいと考えている人が多いのです。現在聴いている携帯電話の音楽機能で充分だと思っているのです。
だから、そんなに高品質で音が良くなくていい訳です。つまり、聴くことが出来たら良いと考えているのです。
何よりも、質の良い音や音楽を追究すると、お金がかかる。高級な商品を購入しなければならないという、自分投資をしないのです。
実はこれら「気力」の低下の表れでもあるのです。現状で満足する傾向の強い若者たちに顕著に表れています。
これら「気力」の向上や脳の音を聴き分ける脳力を養うために、音の違いに拘り、感じる鍛錬をすることが大切です。

これらは、人の脳の鍛錬でもあるのです。音、音楽などを聴き分ける能力は,脳の聴覚野で感じますが、中でも「ヘッシュル回」という脳部を鍛えることになるのです。
また、人の聴覚(耳)は心地よい音などは脳の左脳の聴覚野で感じ、認識します。
逆にうるさい、雑音と感じるのは、野脳の聴覚で感じ、認識します。
これら聴覚の鍛錬は、 脳の活性化にも繋がり、特に音を比べの脳「ヘルシュ回」という脳部位の鍛錬になるのです。 
ですから、アナログの音も、デジタルの音も聴き入れ、体験することで、音の違いが分かるようになり、正常化するのです。
現在のように幼い頃から、デジタル音の洪水の中で生活し、遊んでいると「聴覚異変」が起こるのです。
風鈴の音色は、ガラスのすれる音、鉄製の風鈴などの音色に私たちは癒され、暑い日も涼しい感覚でいられたものです。現在なら、逆に暑苦しく、うっとしいのでしょう!
このようにデジタル音が心地よく、心に響くようになると、アナログ音、自然界の音などが「雑音」に感じてしまうのです。これらの状態を「聴覚異変」の感覚と呼んでいるのです。
感覚異変だけでなく、精神状態にも影響を与えます。危険な音に気づかず、危ない目に遭う、子供たちや若者たちが急増しております。
これら五感が若き頃から衰え、鈍感化すると「危険回避能力」、「集中力」などの低下に繋がるのです。

ですから、私はマスコミ等に出演し「現代人の五感が危ない!」と指摘し,警鐘を鳴らしているのです。
従来聴いている音楽に満足することなく、少し質の良い、音、音楽を意識して聴く、そして、違いを理解することで「感動」を覚えるのです。
これらは人の脳の「快感」なのです。人の脳は快感が好きで、もっと良い音、音楽を聴きたいと欲求するのです。これらが「向上心」なのです。
現在、子供たちや若者たちにはこの向上心が希薄なため、現在の所有しているモノで満足するか、妥協をするのです。そして、充分だと納得するのです。
これらの状態が気力の低下や向上心の低下に繋がって居るのです。
ですから、耳「聴覚」を鍛錬し、様々な音、音楽を聴く、それも出来るだけ、高品質なモノに触れる。聴き入れることが聴覚も脳も鍛錬し、正常化に戻すことが可能になるのです。このままでは、子供たちも若者たちも「聴き音痴」になってしまうということを私から提言させて頂きます。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、

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