センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

覚せい剤が身体に与える影響!!

2016-02-17 00:00:30 | 健康
覚せい剤使用者が短期的および長期的に受ける影響!
覚せい剤や結晶状覚せい剤を摂取すると、擬似的な充実感や活力が生じるため、使用者は自分の身体にその限界を超えた過剰な動きを強いる傾向があります。そのため、薬物の効き目がなくなると、ひどい脱力感を経験し、身体的、精神的に衰弱することもあります。
この薬物を使用し続けると、自然に生じる空腹感が感じられなくなるため、体重が極端に減少する場合があります。この薬物の使用による悪影響には、睡眠パターンが崩れる、多動(ハイパーアクティブ)、吐き気、誇大妄想、神経過敏などがあります。
他の深刻な影響として、不眠、混乱、幻覚、不安、被害妄想1、そして攻撃性が増すなどがあります。時にはひきつけを起こし、死に至る場合もあります。

長期的な害
覚せい剤を長期的に使用すると、回復不能な損傷がもたらされます。心拍数や血圧が高くなり、脳の血管が傷つくために脳卒中、あるいは不整脈を起こし、心臓血管系の破壊から死に至る場合もあります。また肝臓や腎臓、肺などの損傷を引き起こすことがあります。
覚せい剤乱用者は脳にダメージを受け、記憶力の低下や抽象的な考えを把握できないなどの傾向が高まり、実際に兆候として現れます。回復した場合でも、記憶に空白ができたり、極端に躁うつになったりするのが通例です。
短期的な影響→食欲の減退、心拍数、血圧、体温の上昇、瞳孔の拡大、睡眠障害、吐き気、奇怪でとっぴな、時に暴力的な行動、幻覚症状、過度の興奮、過敏性、パニック、精神異常、過剰摂取による痙攣、脳卒中、突然死

長期的な影響!
心臓および脳血管の永久的な損傷、心臓発作、卒中、死につながる高血圧、肝臓、腎臓、肺の損傷、鼻から吸引した場合、鼻の中の細胞破壊による鼻血、喫煙した場合、呼吸器の障害、注射の場合、感染病やはれもの栄養失調、体重の減少、重度の虫歯、周囲を正しく認識できなくなる、無気力、混乱から来る極度の疲労、強い心理的依存、精神異常、抑うつ、アルツハイマー病2に類似した脳の損傷、脳卒中、癲癇。

恐い覚せい剤の順位があります。
1位→ヘロイン、2位→覚せい剤(静注)、3位→ケタミン、4位→LSD、5位→XTC、6位→覚せい剤(炙り、スニッフ)、7位→コカイン、8位→マリファナ。怖い禁止薬物ランキングで、一般的に日本で出回っている薬物を対象です。このまとめは、危険性を伝えるもので、決して薬物の肯定するものではありません。
また、危険性が低いからと安全なことは決してありません。
これら覚せい剤は人の脳にダメージを与え、副作用として幻覚、幻聴、精神異常を及ぼすものです。
覚せい剤は、気分をハイにしてくれる働きから「常習性」になり、これらが「薬物依存」(薬物中毒)に繋がるものです。
覚せい剤を摂取すると、脳の興奮物質(ドーパミン)から、気分がハイに成ったり、疲れを感じない。眠気がとれるなどとても快感的な気分が癖になることから、常習性(依存)になることが最も怖いものです。
よく、覚せい剤に手を出す人たちを「精神的に弱い人」と考えがちですが、そうではありません。
覚せい剤は身体に影響を与えることを知りながら手に出すことは、精神的なことより、人の心理が強く働きます。
悩み、苦しみなどを強く感じると人は「そこから逃避」したいと願います。
こんな時には私たちは「理性」が働き、法律で禁じられているものや犯罪的なことは「悪い」と理解するから覚せい剤などに手を出しませんが、もし、身近に、それも簡単に手に入るとなると友達や知り合いからやってみないかと誘われたりと切っ掛けがあります。

日本の場合は、これら覚せい剤が身近にある危険性があるのです。現に、覚せい剤使用や所持で年間、1万5千人以上が逮捕されているのです。その中には高校生もいると言う現状があります。
芸能人が所持、使用していたとマスコミなどが注目しますが、私は若い世代に広まりつつある覚せい剤、使用の切っ掛けは裏サイト(インターネット)で簡単に購入できることや友達から勧められたなどで覚せい剤を摂取する人たちが増えているのです。精神的に弱いのではなく、興味本位などから手を出すことが多いのです。
これらから、学生の頃から「薬物教育」覚せい剤の危険性を教えることも必要だと私は指摘しています。覚せい剤は、人の脳、脳細胞に影響を与え、酷い場合は植物人間や死に至る極めて危険な薬物です。
一時的な辛さ、苦しみから受け出したいと身近に覚せい剤があるとその誘惑に負けてしまうものです。使用したら気持ちよく、疲れも眠気も取れてとてもハイになるから「止められなく」なるのです。
精神的に弱い人は日本人は多いものです。以前にも紹介しましたが、日本人は不安、恐怖、プレッシャーなどに弱い国民性を持っています。
これらは、世界的にも稀な「不安遺伝子」を持っているからです。
不安に弱い、やや弱いを合わせると日本人の97%もの人たちが持っているからです。ですから、精神的に弱い人たちだけが覚せい剤に手を出す訳ではありません。切っ掛けや環境といった要因も考えられるということです。
誰でも簡単に手に入るように危険な環境に日本はあるということを私は危惧しています。私が一番に危惧することは高校生などの若年にまで覚せい剤の危険性が広まっていること、覚せい剤は人生そのものを狂わせてしまうことをぜひ、皆さんに知って頂けたらと思います。
五感プロデュース研究所、荒木行彦

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする