「タイム・コントロール(上原ひろみ)」

2007-10-15 00:00:29 | 音楽(クラシック音楽他)
151fe4c5.jpg2007年2月にリリースされた上原ひろみさんのCD「タイム・コントロール」。机の上に横倒しにしたまま、早半年といったところで、別のところに彼女が登場。

この11月から東映系で公開される映画「オリヲン座からの招待状」のメイン・テーマを担当したそうだ。浅田次郎原作、宮沢りえ、加瀬亮主演。しかし、ジャズピアニスト一人がメインテーマを作るなんて、ハリウッドではとても考えられない安上がりな方法だ。ある意味でで、彼女らしいといえば、そうなのだろう。ジャズといっていいのか、よくわからないが。

さらに、最近、外国人と結婚したらしい。余計なお世話だが、28歳で結婚したっていいことないだろう。苗字を変えると後で面倒だろう。

それで、このCDの前、2005年に「スパイラル」という元気のいいCDをリリースして、彼女は米国(&日本)での地位を確保。この『スパイラル』は曲名のように、元気のいいアップテンポのメロディがグルグル?がっていって、少しずつ前に進んでいく。その他にも『エッジ』、『古城、川のほとり、深い森の中』など。「ハイ」「快」というのがテーマ。当時、日本では、「負のスパイラル」というコトバに終止符が打たれようとしていた時代だった。

『タイム・コントロール』はどうしたものか邦題(副題)で、”時をかけるピアノ”となっていて、『スパイラル』の流れを引っ張るようなイメージなのだが、実は違うのではないだろうか。だいたい、コントロールってコトバは「走る(かける)」ことじゃない。むしろ、時間の流れに乗るのではなく、時間をピアノでコントロールしているようなイメージだ。止めたり進んだり、疾走したり、戻ったり。前作とからの進化にちょっととまどう。(たぶん自信のかたまりなのだろう)

ある、ミュージシャン(やや、不吉感があるのだが)が、メッセージを寄せている。

「彼女の驚異の薬指と小指、そして美しい心の前では、どんなミュージシャンも、どんな音楽ジャンルも、やすやすとひれ伏してしまうのです。 思いっきりニヤリとしながら。」
 吉田美和(ドリームズ・カム・トゥルー)


ピアノ、ドラム、ギターのトリオではあるけど、全然無視。わがまま。まあ、だから一人で映画のメイン・テーマを作曲し、演奏するのだろう。


ところで、彼女の進化路線だが、たぶん、このまま、何年か進んでいけば、ピアノ協奏曲の作曲みたいな方向に向っているのかもしれない。和製ガーシュイン。逆に、クラシック界からどんどんジャズに近づいていっているのはトルコ人男性ピアニスト、ファジル・サイ。まあ、クラシック崩れは大勢いる。そして、どちらのジャンルであっても、多くのCDショップでは、この二つは店の奥の方にまとめて配置されているので、探すのにも問題は少ないだろう。

これから、11月にかけては、日本でのコンサートが続くようだ。しばらく旦那と別れているのだから、それでよければ、ついでに区役所に○○届けを持っていったらどうなのだろうか・・

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