セブンス・コード(2013年映画)

2015-03-11 00:00:36 | 映画・演劇・Video
元AKBの前田敦子さんの主演映画。黒沢清監督。60分と短いが、ローマ国際映画祭で最優秀監督賞と最優秀技術貢献賞を受賞。なんだか、世界と日本の評価が全然違うようだ。

で受賞対象にならなかった主演女優の前田敦子さんだが、出るたびに上手くなると言われるようだ。背後にアキモト某氏の影響があるらしいが、日本の有名監督が順番に彼女を使っているような気がする。俳優と監督の出会いというのは重要であるからして、そのうちジャストフィットした監督が見つかるかもしれない。いや、その頃には彼女が見つけるということになるかもしれない。自宅に古今東西のDVDライブラリーを作って勉強(つまり鑑賞)しているそうだ。

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この映画が短いのにはわけがあって、元はミュージック・ビデオだったそうで、それにストーリーを詰め込んでいって、結果としてサスペンス&アクションというカテゴリーに分類されることになった。

最初の2/3は、どうみてもラブロマンスと思わせておいて、途中で殺人とか核兵器の起爆装置とか登場してしまう。キルビル風だ。

仕事の謝礼金は円建て払いから、半分ユーロで半分ルーブルに変更になったのだが、半分は成功だが半分は大失敗だ。

舞台はウラジオストックということで、映画でロシアの大地を見たのはカラマーゾフ以来数十年振りかもしれない。

そして、最後のダイナマイトの爆発シーンの後解釈は、観客に一任ということらしいが、彼女が監督に聞いたところ、主演女優だけが生存した可能性が高いそうだ。モスクワを第二の舞台として再び60分物の「2」を撮ってモスクワ映画祭を目指すのもいいかもしれないが、マフィアの話はやめた方がいいかもだ。

セブンス・コードは音楽の世界では四和音を指す。五線上にマルを四つきれいに並べたコードだ。ドミソシとか。

最初に松永というチンピラに会うのが第一音、マフィアに襲われて海岸に放り出されたのが第二音、松永を撃つのが第三音、そしてトラック爆発が第四音かな。


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