3人のアメリカ女性のことから・・

2007-02-19 00:00:02 | 市民A
アメリカで大きな話題になっている3人の女性のことだが、感覚的によくわからない。
簡単な順に。

1.ブリトニー・スピアーズ、タトゥー屋に現れる。
 こんな記事だ(CNN Japan)。
ブリトニー、スキンヘッドでタトゥー屋に現る 2007.02.18 Web posted at: 13:03 JST- CNN/AP
 ロサンゼルス──米歌手ブリトニー・スピアーズさんが16日夜、サンフェルナンドバレーのタトゥーサロンに現れたところを、地元テレビ局KABCのカメラに撮影された。映像には、首の後ろ側に小さなタトゥーを入れているスピアーズさんが、手首に赤とピンクの唇をかたどった新たなタトゥーを彫ってもらう場面が捉えられている。
 サロン関係者によると、スピアーズさんは予告なしに来店し、1時間半近く店内にいた。この間カメラマンややじ馬など60人が店の外に詰め掛け、スピアーズさんが店から出て移動用の車に乗り込む際には警察が出動し、群衆整理にあたった。スピアーズさんは来店時にフードを被っていたため、店員は最初スキンヘッドに気づかなかったという。
 一方、スピアーズさんは複数の芸能メディアによって、アルコールや麻薬の依存症を治療するリハビリ施設に短期間入所していたと伝えられた。スピアーズさんのマネジャーのコメントは得られていない。


9de9f328.jpg米国のスターというのは、基本的に「ヒマ」なわけだ。米国内のCMには出ない。所得がべらぼうに高いから、アルバイトはしない。グラミー賞の授賞式に行っても、現場で歌ったりしないから、受賞の時のスピーチを考えるだけでいい。時間を持て余すから、あれこれと騒ぎを起こす。日本のスターは、多忙である。いつ、失脚するかわからないから、走り回って小銭を掻き集める。芸能生活50周年などという貧乏丸出しの人間までゾロゾロ出現する。



9de9f328.jpg2.アンナ・ニコル・スミス(39)とその関係者
 事件の内容は、続々と新事実が書き加えられていて、なんとも醜い限りである。10億ドル以上の遺産をめぐり、残されたダニエリン・ホープ・マーシャル・スターンの父親候補が続々と登場。何よりもこの子の兄は昨年死亡。本来は、遺産の行方ではなく、彼らの死因の捜査の方が重要だと思うのだが・・
 最新情報は二つ。アンナさんの母親(つまりダニエリンの祖母)が、ダニエリンをスターン氏の手元においておくのは危険だ!と訴えている。要するに、遺産を確保したら、生かしておかないだろうと言いたげだ。
 もう一つは、アンナさんがバハマの居住権を得たことについて、バハマの移民相とアンナさんのベッドイン写真が公表された。融通をつけた対価ではないかという疑いだ。大臣をクビになったら4人目に立候補するかもしれない(ちょっと肌の色は違うが)。

故アンナ・ニコル・スミス、バハマ移民相と抱擁の写真 2007.02.13 Web posted at: 20:29 JST- CNN/AP

 バハマ・ナッソー──カリブ海の島国、バハマの地元紙トリビューン・オブ・ナッソーが12日、今月初旬に急死した元プレイメイトのアンナ・ニコル・スミスさん(享年39)と、バハマの移民担当相がベッドの上で抱き合っている写真2枚を1面に掲載した。スミスさんは昨年、バハマの首都ナッソーで居住権を得ているため、移民担当相が優遇したのではないかと、議論が起こっている。
 AP通信によると、スミスさんと抱き合っているのはシェーン・ギブソン移民相。2枚の写真には、2人とも衣服を身につけているが、ベッドの上で見つめ合い、抱き合っている様子が写っている。
 スミスさんと親密な様子が写った写真が公になったことから、ギブソン移民相が簡単に居住権をスミスさんに与えた可能性が否定できないと、強い非難を受けている。

 一連の騒ぎの中、スミスさんの母親バージー・アーサーさんが、孫ダニエリンちゃんを心配し、米国からナッソー入りしている。しかし、スターン氏は「(スミスさんが)彼女を嫌っていた。私の息がかかるところでは、ダニエリンには会わせない」として、アーサーさんをダニエリンちゃんから遠ざけようとしている。
 この対応に対し、アーサーさんは「ハワード・スターンさんとダニエリンを一緒にさせておくのは問題だと感じている。私には娘がいて、男の孫がいた。スターンさんは、この2人が死んだときに、そばにいた。でも、今や孫はダニエリンだけ。そのダニエリンがハワードさんと一緒にいるのは、とても恐ろしい」と話している。


3.リサ・ノワク宇宙飛行士の疾走
 まず、ロイターから。

スペースシャトル搭乗員、恋敵の誘拐未遂で逮捕 2007年2月6日(火)18:50(ロイター)
 [オーランド(米フロリダ州) 5日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)スペースシャトルの女性搭乗員リサ・ノワク容疑者(43)が、暴行や誘拐未遂などの容疑で逮捕された。オーランドの警察が5日に明らかにした。
 警察によると、ノワク容疑者はかつらや眼鏡、トレンチコートで変装したうえで恋敵と考えていた女性を待ち伏せし、この女性を誘拐しようとした。
 警察に対しノワク容疑者は、同僚の宇宙飛行士ビル・オーフェリンさんをめぐる恋敵と考えていたコリーン・シップマンさんと会うため、ヒューストンからオーランド国際空港まで車で移動したとしている。
 警察は、容疑者が5日深夜に変装して同空港に行き、ヒューストンから到着するシップマンさんを待ち伏せし、駐車場まで後をつけたとしている。その際、唐辛子スプレーやハンマー、BB銃、黒い手袋、刃渡り約10センチの折りたたみナイフ、ゴムチューブ、ゴミ袋を携帯していたという。
 結婚して3児の母親でもあるノワク容疑者は、2006年7月にスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗。次のミッションの待機中だった。
 警察への証言テープでノワクさんは、オーフェリンさんとの関係を「同僚以上恋人未満」だと表現している。


9de9f328.jpg一番、驚いたのは、この容疑者は、翌日、約300万円で保釈される。もちろん足首にGPS用の電波発進装置がとりつけられているのだが、「誘拐」とか「殺人」というのは、未遂と言っても重罪。日本では考えられない。留置場が一杯なのだろうと想像することができる。この行動力から言うと、逃走する可能性だってあるのではないだろうか。

そして、続報でわかったのは、ヒューストンからオーランドまで、1600キロを12時間で走ったことと、休みなく運転するために宇宙飛行中に使用する「オムツ」を着用していたこと。と、面白そうに書かれている。しかし、まず、1600キロを12時間と言うと平均時速133キロ。アメリカは規制が65マイル(約105キロ)だが、日本と同じように実際は10キロ程早く走っているようだが、それにしても快走ではある。しかし、そんなにガソリンが持つわけではないので、2~3回はガソリンを給油しただろう。その時にトイレは済ませるはずだ。それに犯罪者の意識になれば、ガソリンは犯行時に満タンにしておきたいはず。オムツの着用は、その時だったのではないだろうか。つまり、運転するためではなく、逃走、あるいは誘拐の時の準備ではないだろうか。

そして、用意した小道具だが、A.唐辛子スプレーで怯ませて、B.ゴムチューブで縛り、C.銃で殺害し、D.黒い手袋をしてナイフでバラバラにして、E.大きな骨はハンマーで砕き、F.ゴミ袋に詰める というように読み取れるのだが・・

米国では未遂事件は罪が軽いのだろうか?「同僚以上恋人未満」でこの始末じゃ、大変だ。


米国の格差社会について書かれた本がある。

「超・格差社会アメリカの現実/小林由美・日経BP」は、アメリカ社会を四つの階層に分類する。
1.特権階級
 A.超お金持ち層(純資産1200億円超)400世帯
 B.お金持ち層(純資産120億円)5000世帯
2.プロフェッショナル階級
 専門スキルを持っている
 A.富裕層(資産12億円)35万世帯
 B.アッパーミドル(資産2.4億円)465万世帯
この二つの階層で500万世帯強。全米1億1000万世帯の5%で60%の富が集中。

3.貧困層
 おもにメーカー等で働く労働者
 全人口の65%
4.おちこぼれ層
 全人口の30%


要するに中産階級は消滅。一部が勝ち残り、大部分が沈んだ。

それを考えれば、中国人がよく言うように「日本は、社会主義が成功した世界で唯一の例」ということかもしれない。これ以上、社会主義化することは難しいだろうが・・  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿