都知事選挙は「もっと」か「もっともっと」か

2024-06-13 00:00:21 | 市民A
都民ではないが、東京都の影響をすぐに受ける隣接県民なので、かなり気になる都知事選挙だが、現職知事は、「東京をもっと良くする」と言っていて、イメージ選挙に持ち込む戦術のようで、対抗する挑戦者は、「もっともっと良くする」ということらしい。

「もっと×3」とか「×4」にはならないだろうが、挑戦者は少し前に「行政改革」と言っていたので、早くも戦術変更したようだ。確かに、金満都市で行政改革してお金を捻出して、それをどうするつもりなのか気になっていた。バラまくとか減税とかすると、さらに地方との不公平感が拡大する。現職は都知事を最後の公職とするつもりだろうが、挑戦者は、知事選に勝っても負けてもまた国政に戻るのだから妙な色に染まるのはよくないだろう。

現職が「もっと」といったところで、挑戦者が出遅れたのだが、ではどうすれば良かったのだろうかというと、まったく別の場所の選挙だが、カリフォルニア州知事選挙を2回勝ったシュワルツネッガー氏のことを考えてみる。

彼は共和党員なのだが、圧倒的に民主党が強いカリフォルニア州で支持を受けていた。一つには最初の選挙は民主党知事がリコールされた後だったこと、さらに当時の妻がケネディ家だったこともあるだろうが、彼の打ち出した政策にあったようだ。

つまり民主党の中でも進歩的な政策(つまりカリフォルニア州民的)を一早く打ち上げる戦術を使ったわけだ(先手必勝作戦)。そうなると対立候補は、もっと進歩的な政策を打ち出さないといけなくなり、もはや民主党の外に出てしまうわけだ。


東京都でいえば、挑戦者は恥を忍んで、“現職の政策を続けます。私が後継者です”と言うべきだったかもしれない。サッチャー(保守党)の子と言われたブレア―(労働党)という例もある)

政策が同じなら、選ぶ方も「飽きた」か「飽きてない」というところに思考を落とし込めるのではなかっただろうか。というか、そういう知事選になるかもしれない。

ところで前述のシュワルツネッガー氏だが、知事職の最後の方は隠し子騒動とかあり低迷、任期満了で俳優に戻ったが、出演作は不発を繰り返している。もう、高齢で大暴れできないわけで過去のファンも見るに見かねているのかもしれない。最近は高齢者に多い運転事故を何回か起こしてしまっているそうだ。

といっても明日が誕生日のトランプ氏より1歳若く、バイデン氏より5歳若いわけだ。

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