「やく」がなくなってもうれしいことはある

2024-05-13 00:00:30 | 市民A
「やく」といっても、65歳で役職定年になり、再雇用で給料が下がった上に、元の部下に虐められることになる『肩書』のことでもないし、麻雀で弱気になって無役になってしまう『役』のことでもない。

『厄』 そう、厄年のこと。

神社仏閣にいくと、有料で「厄払い」していただくというしきたりがある。本来は、信仰を篤く行えばそれ以上のことはなく、「日頃より、御心に祈りを捧げ続けています」と神仏に報告すべきところを、ないがしろにして今年は厄年なのでなんとかしてほしい、と頼むわけだ。

具体的には、男性の場合、数え年で25歳,42歳、61歳の三回、女性の場合は四回で、19歳、33歳、37歳、61歳。それぞれ前後の年が前厄、後厄と言われ、特に男性42歳、女性33歳は本厄となり人生の危機に襲われると言われる。女性の場合、30代には6年間も厄がある。

ところで、男女とも61歳が最後の厄年となり、卒業ということになる。還暦ということなのだが、実際には人生の卒業までは、まだ余命がある。



先日、成田山新勝寺にお参りしたあと、境内散策していると、大本堂の後方にある醫王殿という小振りな仏堂があった。「醫」は新字では「医」であり、健康長寿と病気平癒の祈祷を引き受けられているそうだ。人生百年時代ということだろう。

列記すると、

 古希  70歳
 喜寿  77歳
 傘寿  80歳
 卒寿  90歳
 白寿  99歳
 百寿 100歳
 茶寿 108歳
 珍寿 110歳
 皇寿 111歳
 大還暦120歳 となるそうだ。

ところで、将棋の世界では縦横9×9のマスの将棋盤にちなんで81歳の盤寿というのがある。囲碁界では盤寿とは言わないのかな。縦横19路だから。暗算が難しいが。

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