震度7で逃げられるのかな

2024-05-27 00:00:10 | 市民A
地震や各種災害の時にいつもテレビで解説をされたり、現地レポートをされる山村武彦さんの講演を聞きに行った。「防災システム研究所所長」ということで、2024年は能登半島地震、花蓮地震の現地調査に行かれている。台湾では相当有名らしく、あちこちのテレビに出演されたそうだ。



能登半島地震の時は輪島のビル倒壊や朝市地区の火災といった被害が出ているが、2000年基準の木造家屋ではほとんど崩壊はなかったそうだ。したがって大地震の時の行動は住んでいる家によって異なるということだそうだ。

その前に、大地震の時に、逃げられるか問題がある。会場で流されたビデオは1995年の阪神淡路大地震の時の神戸市内のコンビニ店内のもので、ちょうどレジで精算をしているときに地震が起こり、最初は入口の自動ドアがガタガタと妙な音で鳴りだして、数秒後に本震(震度7)がきた。店員の客もなすすべもなく店内の棚の間で固まってしまった。

山村所長によれば震度7は立つことすら難しく、生死の差は運頼みになってしまうので、最初のガタガタの時に逃げないといけないとのこと。

最初のガタガタはP波で秒速7キロで、本震はS波で秒速4キロだそうだ。つまり震源地から30キロの場所ならP波到達が約4秒後、S波到達は7秒ということで3秒の差がある。

この間に、2000年基準の場合は3秒間の猶予があると考え、家の中で比較的安全な場所(玄関とか)に移動するとか基準値以下の場合、特に1階にいる場合。すぐに脱出する方がいいらしい。しかし二階にいる人は1階の玄関までは行けないだろうから、2階がいい場合もあるということらしい。

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