駅伝の聖地へ

2021-11-22 00:00:23 | たび
芦ノ湖のほとり、箱根港に近い場所に駅伝選手の銅像が立っている。いや、立っているのではなく走っている。いや、やはり銅像だから「走る」ではなく「立つ」が正しいだろうか。



あまり美しいフォームではないのは、疲れ切った選手が倒れ込む寸前だからだろうか。なんとなく、「走れメロス像」に近い感じだ。(もし、あれば。)

さらに、最近、駅伝ミュージアムがオープンしたのは知っていて、入館料とJAFの割引も調べてはいたのだが、もっと有名なミュージアムに行かないのに申し訳ないような気がしたので外観を観るだけにした。駅伝は、沿道で見るかテレビで見るかが一番だ。しかし横浜市民だが居住は選手の走る国道一号線とははるかに離れた北側の246号線の近くなので、結局テレビ観戦になる。



近くの歩道には一本の碑が立っていて、往路のゴール地であるとともに復路のスタート地であることがわかる。

実は、この駅伝だが地図の上でコースを見ると、ほぼ直線に近いことがわかる。そもそも五街道の一つである東海道そのものを走っているわけだ。もっとも古くは東海道の単語の中に「海」が入っていることが名残なのだが、鎌倉のあたりから三浦半島を横断して金沢八景のあたりから船に乗って、千葉県の中部に入り、そのまま北上して東京に入らずに茨城県に行くのが東海道だった。

コースの中に海岸があったり山岳があったり、趣があることが今日まで隆盛を続けている理由なのだろう。

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ところで、この人気スポーツ競技会には一つの欠陥がある。女子が参加していないこと。さらに、最近は高速レースになってしまい、団体競技ではあるものの個人の力量が大きく結果に影響すること。

ということで、もう一つの箱根駅伝を考えてみた。いわゆる箱根裏街道から乙女峠を越え、御殿場に出るコース。そのあと、東名高速は使えないだろうから並行する国道246号線をひたすら東京に向かって走るコースだ。三宅坂と渋谷の間は青山通りと呼ばれている。距離はみた感じは4割増しぐらいだから、選手をあと片道2,3名増やす方がいいだろう。従来のコースは女子に任せて、新コースは男子が走る。246は自宅の近くなので沿道の応援も簡単だ。