箱根恩賜公園は、予想以上に広い

2021-11-23 00:00:14 | たび
箱根恩賜公園(略して箱根公園というようだ)は戦前、皇室の箱根離宮だった。外国要人が来日して、ここにあった洋館や日本館で時を過ごしたようだ。記録では米英要人もドイツ要人も来訪しているようだ。

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ただ、関東大地震、箱根地震の際にそれぞれ大きな被害を受けていて、その都度、建物が小さくなっているそうだ。

昭和二十年に皇室から神奈川県に下賜されたとなっている。それで恩賜公園と言われる。皇室財産は戦後、大幅に削減されたのでその一貫だろうか。



場所は箱根関所の元箱根側の隣。関所は京口と江戸口があるので、江戸口を出てすぐのところに小さなボタンのような半島があるが、その全体である。芦ノ湖は胃袋のような形なので、ついでにいうと、胃の下部にあるポリーブのような形だ。



庭園内は高低差もあり、見晴らし台が数カ所にあり絶景である。当日、空は曇っていたが、にわかに風が吹き始め、雲が流れて富士山の一部が姿をあらわして、しばらくしてまた姿を隠した。



公園から旧東海道(1号線)に戻るには二百階段と言われる結構スリッピーな石の階段を下り、東海道の三名橋といわれる芦川橋を渡るのだが、国道一号線は歩行者が歩くのは、やや危険感がある。バスに乗った方がいいだろう。