驚異の16歳がもう一人

2018-12-15 00:00:58 | しょうぎ
フィギュアスケートの紀平梨花さんがグランプリファイナルで優勝したが、彼女より2日前に生まれたのが藤井聡太七段である。言うまでもなく将棋界のスーパースターである。ところが、同い年(学年は一つ上)だが、将棋界にも女性の新星が現れた。将棋連盟ではなく日本女子プロ協会(LPSA)なので、目立っていないのだが、礒谷真帆さんという16歳の高校生。快進撃していて珍記録をいくつか作っている。

まず、彼女はアマチュアだったのだが、マイナビオープンというプロとアマが参加する棋戦で連勝を続けている。まずチャレンジマッチトーナメントを4連勝し、予選トーナメントに出場。3連勝する。そして16人での本戦トーナメントでは1回戦で勝利し、ベスト8になる。この段階で、アマチュアからプロになる資格を得て、女流2級でプロとしてスタート。これはかなり異例だ。通常は研修会から女流プロになるのに、悪路省略である。

さらに、プロとしての1局目に勝ち、ベスト4に進出。この段階で女流1級を飛ばして女流初段となる。藤井聡太七段の場合は、昇段は異例に速いが、それでも飛ばしたわけじゃない。

そして次戦は、最強を思われる里見香奈四冠と当たる。実は里見さんの妹は礒谷さんの9連勝の犠牲者の中に含まれている。

藤井ブームの次に礒谷ブームが起きるのか、次局に注目である。

12月15日段階で、プロとしての実績は2勝0敗(勝率10割)。2勝で、3級(飛び)、2級、1級(飛び)、初段である。


さて、12月1日出題作の解答。

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初出しの図面に同手数別解があり、修正。4手目の合駒は角に限定される。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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合駒手順と捨駒手順があるが、手順が違うとうまくいかない(当たり前だが)。あせらないこと。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。