重箱の中身は・・

2017-06-03 00:00:36 | しょうぎ
5月21日(日)に将棋連盟4階で行われた将棋ペンクラブの関東交流会の際、4階の階段ホールに、出前の容器置き場があった。有名な冤罪事件の後、カンニングは無罪だったのにもかかわらず、再発防止のため、対局中の棋士の外出が禁止になった(違反者は注意されるようだ)。

そのため、昼食(場合によっては夕食)を食べに行くことが事実上禁止になり、棋士は出前を注文することになった。その結果、どんぶりなどは、奨励会員が、所定の場所に片付けて置き、業者が持っていくことになったようだ。段の一番下が「みろく庵」、二段目が「ほそ鳥や」、そして一番上が「その他」ということになっている。

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そして、その一番上には、立派な重箱(吸い物椀付き)と、うどん風のどんぶりが残されていた。

この立派な重箱は誰が何を注文したのか知りたくなる。一二三九段のうな重?いや、対局はないはずだ。また、新人棋士でもないだろう。遠慮があるだろう。対局相手がキツネそばとか注文するのに数千円の昼食を頼むのも不自然だ。食べ物に遠慮する必要なんてまったくないのだが、まあ、昼食で恨まれるのも得策じゃない。それに最強棋士(ソフト)はメシを食わないのだから、高い食事をすればするだけむなしい気持ちになるだろう。

ということで、前日の対局を調べると、女流王座戦の予選の一斉対局だが、将棋連盟は使われていない。つまり前日は対局がなかった。その前の19日は王位戦リーグ丸山×菅井、棋王戦予選遠山×及川、王将戦予選山崎×豊川、新人王戦甲斐×佐々木、女流藤花石高×真田の5局。

この中で1局だけ昼食を確認できたのが、丸山×菅井戦。丸山九段はヒレカツ定食赤だし付き(ふじもと)、菅井五段は五目焼きそば(紫金飯店)だそうだ。つまり、他のメンバーを見ても重箱の中身が丸山九段のヒレカツだったことは疑いがないだろう。「カツ」で縁起をかついだのだろうか。対戦結果は焼きそばの勝ちだった。

ところで、左側の張り紙だが、喫煙スペースについて、5Fまたは1F駐車場脇と書かれている。駐車場脇というのは、建物の外ではないのだろうか。


さて、5月20日出題作の解答。

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最終手は金右(直)を期待。完成した図は、市松模様の中でも「流れ市松」という文様。

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動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

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ごく常識的にいうと、少し泳がせてから釣り糸を巻き上げる。

分かったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見を記していただければ正誤判定します。