明石焼きの食べ方(不安)

2017-06-02 00:00:02 | あじ
明石に行って食べるなら名物の蛸を使った「明石焼き」しかないだろう。

駅の近くにある「まるまる」という店に入る。「まるまる」はれっきとした店名である。匿名にするために「〇〇」と書いているわけではない。

しかし、そもそも明石焼きというのを正確に知っているわけじゃない。たこ焼きといえば、たこ焼きに色々とトッピングされ甘いソースが塗られている「ぼてじゅう」式しか想像していない。本場明石なのだから、蛸が二切れとかかな、とか方向違いの推測をしていた。

で、メニューには「たまご焼き(明石焼き)」と奇妙な書き方になっている。洞察するに、いわゆる明石焼きは、地元ではたまご焼きと呼ばれているのだろう。もちろん関東では、卵焼きとは、卵を何らかの方法で、直接フライパン等で焼くことを意味する。

さらに、一人分が15個と多い。確か普通は、パックに8個とか10個ではなかっただろうか。15個とは奇数だし。

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で、しばらくすると、予想外の物体が現れる。たこ焼き15個と出汁(だし)だそうだ。それとテーブルに常備されているのは、ソースと唐辛子の粉。

はっきり言って、見当がつかない。周りの客をみると、ほとんどが食べ終わったところで、お水を飲んだり、財布を持って立ち上がっていく人、ビールとおつまみの人などだ。

ということで、困ったときはスマホ頼り。(といっても数日前にスマホ新替に追い込まれたばかりで、操作に手間取る)

数分調べたところ、出汁で食べてもいいし、ソースで食べてもいいし、味が物足りなかったらソースをつけてから出汁で食べてもいいらしい。何もつけないケースも含めると4通りだ。唐辛子の使用、不使用を組み合わせると、8通りの食べ方があるが、唐辛子のせいで激しい腹痛を起こしたりすると厄介が起こる。このあと、仕事に行くついでに明石にいるのに、まだ仕事は1秒間すら始まってもいないからだ。

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ということで、いくつかトライした結局、一番味が濃いソース+出汁という選択に至ったのだが、単に普通のたこ焼きに近い味にしているだけという保守的選択をしていただけ、とも言える。

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食べ終わりに近づいた時に、別の二人連れの観光客のテーブルに15個が届き、こちらのテーブルの様子をうかがっていることに気付いたので、唐辛子を山のように振りかけたふりをして、さらに箸ではなく指でつまんで食べ始めてみた。