晴明神社でパワー補充

2017-06-12 00:00:49 | たび
西陣会館の隣にある晴明神社は平安時代の陰陽師、安倍晴明を祀る神社である。彼の自宅があった場所とされる。さらに時代は大きく下がり千利休が茶を立てるときに用いる水はここの境内の井戸からくみ上げた(つまり利休の家も近い)。京都の歴史というのは時間を超えながら、同じ場所でさまざまな事件が起きるわけだ。

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何日か先に書くが平安時代の京都御所は現在の御所よりもっと西(二条城の北側)にあり、その位置から見ると晴明の自宅は御所の北側ということになる。

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境内には安倍晴明の座像も立ち、思っていた悪魔のような顔ではなく温和な表情である。これが天文学者であり、また魔法使いの実像なのだろうか。

実は晴明は公家の出身ではなく、大阪出身の天才少年だった。大陸から伝わった天文学を最高レベルで理解し、さらに未来を占う力を持っていた。その上、死にそうな人にパワーを吹き込んだりしている。空想の世界では、彼は時空の河を行き来していたといわれるが、さすがにその根拠はない。貴族の出でないことから出世は遅れたそうだが、老年になり彼のスーパーパワーにすがる人たちが毎日門前に列をなしたのだろう。

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日本でも有数なパワースポットであることは間違いなく、ここに来る人は間違いなく、何らかの問題を抱えた人と思われる。私もスマホの充填時間ほどはいないが数十分充電して、お守りを購入する。本来は魔除けを入手すべきものだろうが、すでにパワーストーンとか八方除とか持っているので、『営業力・学力 向上守』にする。今更、何を目指すのだろうか、自分でもわからない。向上心には、土(黄色)の粘りと火(赤)の勢いが肝要だそうだ。