浜なしを探して、浜ぶどうを食べる

2016-09-09 00:00:44 | あじ
本当は、横浜市の認定する「浜なし」を買おうと、右往左往した結果、手に入らず、代わりに「浜ぶどう」を買った話。

「浜なし」は品種ではなく、横浜市できちんと栽培された梨のことで、品種としては幸水とか豊水といった普通の物が多く、ただし木で熟れきったものを、地元の農協の直売所は生産者自身が自分の果樹園で売ったりする。そのため、スーパーに並ぶことはほぼなく、買い歩きにいかないと行けないのだ。結局、横浜市民以外が食べるのは難しい。

それで、あきらめたわけじゃないが、メダルなしの手ぶらで五輪から帰る代表選手みたいになるのはいやなので、金でなくても銅でもいい、と自分に認知療法を行い、代わりに「浜ぶどう」を買う。まだ残っていた。こちらも何種類かあるのだが、神奈川生まれの「藤稔」を一房約1000円で購入。

fujiminori


「藤稔」は「ふじみのり」と呼ぶらしく、最初は「ふじひねり」と見えたのだが、それでは相撲取りの四股名のようだし、手偏だ。藤稔さんが品種改良したわけではないようだ。

ピオーネとか巨峰のような外見だが、種無しである。(時々、種が1つあったりする)

fuji


味は、身が締まっていて、甘味は上品であっても糖度が高い。だれかに勧めたくなるぶどうである。冷やしてから食べてもいい。

浜なし問題は未解決のままだ。