製紙工場見学

2016-06-16 00:00:08 | 市民A
苫小牧駅から徒歩10分弱のところにある王子製紙苫小牧工場を見学。

ちょっと夕方の時間で、一人だけの見学となり申し訳ないという感じになる。

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知らなかったのだが、工場は見た感じよりもずっと大きく、駅の反対側の方まで拡がり、北側に貯木施設があって、人口の川を使って木材を南側の工場まで送っている。

製紙原料は数多くあるのだが、木材、チップ、古紙といったところだろうか。特に木材は、全部機械で処理するらしいが、一本ずつ鋸で切るのではなく、大きな装置で破砕するらしい。

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そういう説明を聞いているうちに、「製紙会社」というのは、まったくアナログ的危険度の高い工場であるということに気付いてくる。最近いったプロペラ工場とかビール工場といった加工工場とはまったく違うし、石油化学系のように原料が密閉された装置やパイプの中にあって、外から見てもわからない、というようなものではないわけだ。


なにしろ、巨木を、機械で壊して木端微塵(こっぱみじん)にするわけだ。それも何本も一緒に破砕するわけだ。


そして、そんな怖い場所は見学コースではないのだが、見学した装置も大変なことになっている。なにしろ紙は水に溶けている状態で、1%の紙と99%の水の状態で巨大な回転マシンから出てくる。トイレットロールのような形状で、一枚一枚が高速回転している。グルグル回転している間に水分を飛ばすわけだが、途中で新聞用紙用に表面に何かを加えるような場合は、逆に水分を与えてから薬品を投入、そしてまたも高速回転。

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何メートルもあるロールが次々に巻き上げられ次の機械に入っていき、また次の機械に高速で進んでいくのだが、途中で製品を均等にするために薄く削られたりすると、一瞬、カンナくずのように紙が飛び出してくるし、回転軸が僅かでも曲がると大災害じゃないのだろうかとも思うが、作業の人たちは平然と働いている。作業服の一部や髪とか巻き込まれたら、一瞬にして体が厚さ1ミリの紙になりそうだ。

激しく電気代を使うのでしょうね、と他意もなく聞いてみると、それがこの産業の問題点とばかりに、自社の水力発電所があることとか、夜間電力を使っていることとか、次々に省エネ対策を教えてもらったが、そういうことに興味を持っている見学者が多いのだろう。

工場の建物を出ると、そこは北海道らしく雄大な敷地である。正門から駅に向かう途中に、巨大な従業者慰霊碑があり、一礼。
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