篠山城大書院

2016-04-26 00:00:50 | The 城
篠山城が完成したのは、1609年。その当時からあったのが、巨大な大書院である。実に1944年1月に焼失するまで335年の間、使われ続けてきた。

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そのため、構造がわかっていて、2000年に再建されている。床面積は739m2ということで、かなり広い。

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部屋は正方形をタテヨコに9分割したような構造で、入口にあたるのが西側の虎の間。全体の9分の2の面積だ。設計した藤堂高虎の虎だろうか。孔雀の間、葡萄の間、源氏の間、手毬の間とかよくわからない。襖絵などの特徴なのだろうか。

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闇りの間(くらがりのま)。9分割の中心には、窓がない。城主が落城の時に切腹する場所だったのかもしれない。いずれにしても畳みに座るには体力がいる。暑いし寒いし、足はしびれる。トイレも風呂も付いていない。台所もないので、お茶を飲むにも大苦労だ。

戦前、古い建物は公会堂にも使われていたようだ。今回も手毬の間では手作り甲冑の展示が行われていた。盛大に将棋大会でも開いたらどうだろう。