大大象戯発見

2016-04-30 00:00:21 | しょうぎ
大大象戯というのがある。大象戯ではない。大象戯は縦横15目、駒数百三十枚に対し、大大象戯は縦横17目、駒数百九十二枚。ちょっと想像を絶する。こうなると象戯というゲームがいつどこからきてどういうあらすじで現在に至ったのか知りたくなるが、依然としてよくわかっていない。

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巻物をみたのは、丹波篠山城のそばにある青山歴史村の土蔵の二階の展示だ。

土蔵の二階は屋根が低く、天井がなく梁が露出している。巻物の観察に没頭してしまい、梁に頭部を強打する。幸い、梁の損傷は免れた。

青山氏が城主になったのは江戸中期(1748年)なので、その頃、滅びゆくゲームとして記録にとどめたのだろうと推測。青山家では、軍事上の理由で将棋の勉強をしていたそうだが、それが実戦に役に立つとはとても思えないが、江戸時代の大半は東アジアは平和な時代だったから。幕末には将棋の勉強の効果を発揮することなく無抵抗主義で官軍に従属した。


さて、4月16日出題作の解答。

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本日の出題。

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GWの始まりに伴い、長めの問題だが、小駒が多い関係で、ちまちま感は漂うかも。わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数と酷評を記していただければ、正誤判断。