必要以上に嬉しい顔となる

2013-08-09 00:00:45 | あじ
北海道に突如出撃となったが、航空券もホテルもなかなか手に入らなかった。まあ1年分を3ヶ月で稼ぐ地方だから、それに不満を並べるつもりもないが、ロシア大帝のご厚情によって、国後や択捉の日本主権が潜在的にでもあるいは部分的にでも戻ったならば、夏の観光は、北海道素通りで東京から直行便が出るのだろう。冬の沖縄、夏の国後ということで、同一国内に米軍基地とロシア軍基地が共存することになるかもしれない。

で、札幌に行ったのは領土問題とは何の関係もなく、単に札幌の近くに用ができたものの、メシなら札幌ということ。

実は、早朝便乗継で北海道に来る前夜、岡山で得意先と宴会があって、死ぬほど焼肉を食べていたわけだ。焼肉の話を先にすると、カルビでもロースでも、値段は肉質でピンキリである。1皿800円の並と1500円の上と2500円の特ということになる。接待する方としては頭が痛い。並とはいかないが、せめて上にしておきたいが、ケチった感じも困る。それで、ちょっと考えた作戦だが、最初にタンを注文することにした。何しろタンのメニューには、並と上の2種類しかない。そして上タンの方を注文して、「きょうは、すべて上の方で行きますから」と宣言してしまったわけだ。

で、肉を見るのも厭という状態で北海道の得意先(スポンサー)を訪問し、「さあ、食事でも」ということになる。もちろんジンギスカンと言われると、即、胃袋痙攣を起こしそうだ。

まず、恐怖のトークである。

「おおたさん、北海道にきたら、どうしても食べてもらいたいものがあるんですよ。」

「そうですか・・・・・・」(ついに、ジンギスカンか)南無。

「カニ行きましょう。」

kegani


どうも、その瞬間に、必要以上の喜びの表情になり過ぎてしまったようだ。ビジネス上、ミスインフォーメーションを与えたに違いなく、毛ガニの他に登場したものは、イカ、生ニシン、アワビ、ボタンエビ、ツブ貝、ホタテ、イクラ、キンキ・・・

sashimi


そして、ついに締となるのだが、最後にチョイスしたのは、

ika


「ウニギリ」というメニュー。その正体を記述する必要はないだろう。

unigiri