大山名人もなか

2013-08-10 00:00:15 | しょうぎ
倉敷の大山名人記念館の近くで購入。地元の和菓子店が製作しているようだ。

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特徴は、その形で、駒の形をかなり正確に再現している。片側に「歩」、裏側に「と」の凹凸が付けられている。文字の部分が窪んでいるのだから、駒の種類で言えば「彫駒」である。どうせなら、「盛上駒」にすれば、中身のあんこが増量になるのだが、残念だ。書体は大山書によるものだろうか。

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食べてみると、味や食感については、特筆すべきものはまったくない。ほんとうに普通のもなかである。

しかし、思えば、もなかのようにパクッと食べてしまうものに人名を冠してしまうのはどうだろう。なにか人間そのものを食べてしまうような気にならないだろうか。

色々とあるのだろうが、すぐに思いつくものとしては、「信玄餅」がある。

そして、数日間、深く考えてみると、こういうものがある。

男爵芋、助六寿司、隠元豆、沢庵、長十郎梨。シーザーサラダというのは違うかもしれない。ハヤシライスの考案者は林さんだろうか。食べて気持ち悪い代表は、人形町名物の人形焼かもしれない。人間の形のまま、鉄板で黒焦げにして、体内にはあんこを埋め込むわけだ。そして、頭から食べてしまう。

そして、深く考えている数日の間に、大山名人もなかは、私の身体の一部となったのだ。

7月27日出題作の解答。

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▲3五香 △同飛 ▲2三香成 △同玉 ▲4一角 △3三玉 ▲3四金 △同飛 ▲1三飛成まで9手詰。

動く将棋盤は、こちら


今週の出題。

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追いつめてから、なかなかつかまらない。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数を記していただければ、正誤判断。