百年前の修学旅行

2012-08-26 00:00:53 | 美術館・博物館・工芸品
100nen新橋の鉄道歴史展示室で公開中の「百年前の修学旅行」。副題は、「ハイカラさんと東京駅の時代」。

実は、この主題と副題の関係もよくわからないし、修学旅行の展示自体がほんの少しだ。奈良女子高等師範学校の修学旅行の様子がわかるのだが、さらに学校にアインシュタインがやってきて、ピアノを弾いた写真が展示されていたりするのだが、貴重な写真だが、修学旅行との関係がよくわからない。

さらに、この学校が修学旅行を始めたのは百年よりもっと前から。謎の多い展示ばかりだったのだが、この修学旅行を企画するのは各校とも苦労していた。当時はJTBがなかったから、というような記載があって、後で調べると、事情が推測できる。JTBの母体である日本交通公社が設立されたのが、1912年だったのだ。つまり、JTB開業百年ということだ。さぞかし修学旅行を一手に引き受けて大もうけしたのだろう。

しかし、そんなことはどこにも書かれていないので、何の百年なのかわかるすべはないだろう。

ところで、百年前から今日に至るまで修学旅行の最大の人気ポイントといえば、東京だった。そこは鹿鳴館があったり、数多くのホールがあって、演劇や講演会などが開かれている。今だって、修学旅行生と思われる生徒が朝の地下鉄で邪魔者になっている。といってもここに行けばいい、というような場所は無いわけだ。

さらに修学旅行で海外に行くケースが増えているのだが、「海外は危険だ」ということ位は教えておこう。空港では、白タクには乗ってはいけない、とか。