時々、ウナギのことを書いているのだが、ざっと調べてみると以下のような感じだ。漏れているかもしれない。
2006年2月18日、還暦のウナギ屋
2007年1月19日、鰻重捜索記
2007年3月22日、うなぎやけたかな
2008年7月24日、ウナ丼の危機(1)
2008年7月25日、ウナ丼の危機(2)
2008年9月26日、おいしいウナギを食べ続けるためには
2009年3月26日、うなぎの長旅、
2011年9月25日、ウナギ博覧会
2012年3月16日、本場で「ひつまぶし」、
2012年3月23日、うなぎパワーの七児の母は
どうも、ウナギの味、文化、そして生態などを中心に書いている。「うな丼」と「うな重」の差については書いていないようだが、きょうもそれは書かない。
そして、新しく変わった丸の内の勤務先の近くのビルの地下二階に、ウナギ料理店を発見。
神田「きくかわ」。正確には「神田きくかわ丸の内店」ということかな。
さっそく潜伏する。が、料金が結構高い。最低でも3000円弱。ウナギが高いのか、場所代が高いのか、経営者や従業員の給料が高いのかよくわからないが、二人で行くにも「万札」所持が必要となる。なんとなくビール代が安く感じる。
そして、特製うな丼を注文すると、白いごはんが見えないほど蒲焼がトッピングされて出てくる。ウナギの量で勝負というタイプだ。
味は、いかにも江戸的な薄味(といっても味覚には個人差があるので、確かめたい方は小四枚でお釣りアリ)。
個人的には、ウナギが多すぎるような気がして、一回食べると半年分という感じである。
ところで、今年ウナギの原価が上がっているのは、ウナギの稚魚が手に入らなくなってきているからということらしい。つまり、日本の近くにある新興国の成金主義の方々が、旨い日本食材を徐々に食べはじめたからなのだろう。マグロとか神戸ビーフと同じだ。
日本でも資源保護のため何かをやるとしたら、最初に行うべきは天然ウナギ漁の禁止だろう。よくわかっているのは、湖や池や沼に住みついたウナギが、ある時、急に川を下り、マリアナ海溝近くの産卵場所に向かうわけだ。そこで卵から孵り、長い道のりをかけて、また川に帰っていく。
つまり、天然ウナギを取り尽くしたら、ウナギはいなくなってしまうわけだ。
さらに言えば、減ってしまったウナギを元に戻すなら、養殖したウナギを料理しないでそのまま国内の沼地に放流してしまえばいいわけだ。ウナギの産卵数は親の個体数に比例するだろうから、大量に放てば、そのうち多く回収できるだろう・
ただし、問題は費用。
沼に放つウナギ代を負担するのは誰になるのだろうか。実際に個々の業者が、元を取れるかどうかは、かなり疑問である。全体としてコストが回収され、ユーザーの満足も得られるような仕組みを作らなければならないが、それは企業ではなく国の役目なのかもしれない。
ちょうど2014年からは消費税率アップによって政府には大きな財源が生まれるのだから、社会保障費に回す前に、ウナギの放流に少しだけ回してみてはどうだろうか。ウナギの食べられない老後は味気ないものだし。
2006年2月18日、還暦のウナギ屋
2007年1月19日、鰻重捜索記
2007年3月22日、うなぎやけたかな
2008年7月24日、ウナ丼の危機(1)
2008年7月25日、ウナ丼の危機(2)
2008年9月26日、おいしいウナギを食べ続けるためには
2009年3月26日、うなぎの長旅、
2011年9月25日、ウナギ博覧会
2012年3月16日、本場で「ひつまぶし」、
2012年3月23日、うなぎパワーの七児の母は
どうも、ウナギの味、文化、そして生態などを中心に書いている。「うな丼」と「うな重」の差については書いていないようだが、きょうもそれは書かない。
そして、新しく変わった丸の内の勤務先の近くのビルの地下二階に、ウナギ料理店を発見。
神田「きくかわ」。正確には「神田きくかわ丸の内店」ということかな。
さっそく潜伏する。が、料金が結構高い。最低でも3000円弱。ウナギが高いのか、場所代が高いのか、経営者や従業員の給料が高いのかよくわからないが、二人で行くにも「万札」所持が必要となる。なんとなくビール代が安く感じる。
そして、特製うな丼を注文すると、白いごはんが見えないほど蒲焼がトッピングされて出てくる。ウナギの量で勝負というタイプだ。
味は、いかにも江戸的な薄味(といっても味覚には個人差があるので、確かめたい方は小四枚でお釣りアリ)。
個人的には、ウナギが多すぎるような気がして、一回食べると半年分という感じである。
ところで、今年ウナギの原価が上がっているのは、ウナギの稚魚が手に入らなくなってきているからということらしい。つまり、日本の近くにある新興国の成金主義の方々が、旨い日本食材を徐々に食べはじめたからなのだろう。マグロとか神戸ビーフと同じだ。
日本でも資源保護のため何かをやるとしたら、最初に行うべきは天然ウナギ漁の禁止だろう。よくわかっているのは、湖や池や沼に住みついたウナギが、ある時、急に川を下り、マリアナ海溝近くの産卵場所に向かうわけだ。そこで卵から孵り、長い道のりをかけて、また川に帰っていく。
つまり、天然ウナギを取り尽くしたら、ウナギはいなくなってしまうわけだ。
さらに言えば、減ってしまったウナギを元に戻すなら、養殖したウナギを料理しないでそのまま国内の沼地に放流してしまえばいいわけだ。ウナギの産卵数は親の個体数に比例するだろうから、大量に放てば、そのうち多く回収できるだろう・
ただし、問題は費用。
沼に放つウナギ代を負担するのは誰になるのだろうか。実際に個々の業者が、元を取れるかどうかは、かなり疑問である。全体としてコストが回収され、ユーザーの満足も得られるような仕組みを作らなければならないが、それは企業ではなく国の役目なのかもしれない。
ちょうど2014年からは消費税率アップによって政府には大きな財源が生まれるのだから、社会保障費に回す前に、ウナギの放流に少しだけ回してみてはどうだろうか。ウナギの食べられない老後は味気ないものだし。