孫に負けて喜ぶ会

2012-08-18 00:00:15 | しょうぎ
「将棋を孫に伝える会」という会があるが、そこで配布しているフリーペーパーをいただく。8月号と9月号。今後NPO法人を目指しているそうだ。入会資格は「孫がいること」ということになったら困るが、・・

孫に教えるといっても、祖父、父、孫のうち、孫が一番強かったりすることは普通にあるだろう。

「祖父(or祖母)→記憶力・思考力低下方向」

「父(or母)→やっとの思いで現状維持」

「孫→なんでもすぐ覚え、先祖代々で自分が一番頭が良い、と勘違いする」


freep


そのフリーペーパー。前半は1手詰み、3手詰みが中心の超初心者向けなのだが、後半になると突如、超難解問題が並ぶ。その中で、一つの趣向として、『不必死』というコトバが登場。どうも『必死問題』のように見えても受け方の妙手で必死にならない、ということらしい。

詰碁の「逃れ図」のようなものなのだろうか。『詰』と『必死』と『不必死』とが混じった問題が並ぶのだが、主旨はわかるが、なにか潔くないような感じがある。たぶん、『不必死』ではなく『非必死』の方が意味が明確なのだろう。さらに読みが「ひひっし」というように、追い詰められた必死感が強い緊迫状況に感じるし、そちらの方がいいのではないかと思う。


ところで、関係者からの強い要望で、孫はいないものの、若干部数の購入と詰将棋の提供を二つ返事してしまった。非必死ではなく、詰められたかも・・


さて、7月28日出題作の解答。

d12


▲3八銀右 △4八玉 ▲6六角 △同竜 ▲3九角 △5九玉 ▲5七角まで7手詰。

要するに▲3九角から▲5七角の筋で最後に根元の飛車を抜かれないように1六竜を動かしておくのだが、最後にうっかり竜と取ると、詰まなくなる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

d3


暑過ぎて3手以上読めない人でも解ける問題。簡単な流しそうめんみたいだが、食べ終わってもデザートはない。

手数は意外に長く、男子走幅跳びと男子棒高跳びの世界記録を足したメーター数くらいになる。