悪夢のタネ

2011-12-26 00:00:13 | 市民A
以前からある種の悪夢を時々見るのだが、それは遅刻の夢なのである。といっても会社に5分遅刻するというようなものではなく、特定の目的で特定の場所に急ぐのだが、途中でしょうもない邪魔が入って、なかなか目的地に到達できない、というようなパターンである。

たとえば、ゴルフでティーショットを打とうとすると、ボールが見当たらなかったり、やっと見つけると、今度は打とうとする番手のクラブが見つからないで、他のメンバーだけ、どんどん前に進んでいって、自分だけ何組も後ろに回されたりするというような夢の構成だ。急に眼が覚めると冷や汗が流れていて、心臓が疲れている。

で、夢ではなく、本当に年末のあいさつ回りで体験した遅刻のこと。

場所は都内のどこかの会社。高層ビルの半分程度を借りている。電車の関係で、ビルの2階から入れるのだが、社員のようにIDカードを持っていないと、なかなかエレベーターホールに入れない(トラブル1)。よく表示を見ていると、来訪者は、一階の受付に行くことになっていた。正面玄関が1階。そして、一階に下りて受付に並び、行き先を言うと、そこの受付じゃない、と言われる(トラブル2)。目的の会社は自社で受付を持っているので、そこに行けと指示される。

そして、やっと受付を済ませると、磁気カードではなく紙カードの入館カードを渡される。なんとなくエレベーターホールに入ろうとするが紙カードではロックがはずれるはずもない(トラブル3)。どうも、オートロックではなく、警備員が立っている入口に行って紙カードを見せれば、エレベータールームに入れることになっていた。そしてやっとエレベーターに乗ったのだが、これが高層階用のエレベーターで目的地の低層階には止まらない(トラブル4)。

またも一階まで下りて、エレベーターに乗り直す。やっと目的地に到着。10分遅刻。

そして、あいさつを済ませた後、再びエレベーターで1階に戻ると、「入館カード回収箱」があったので、入館カードを放り込んだのだが、よくみると、目的の会社のカード回収箱ではなく、ビル全体の回収箱だった(トラブル5)。回収箱は選挙の投票箱のような構造のため、間違えて投入したものは決して戻ってこないので、目的の会社の回収箱に入れることができなくなった。

あわてて、ビルから駆け足で逃げ出すこととなった。

たぶん、来年の初夢は、このパターンになるのだろうと予想している。