映画「レスラー」は、ホラーか・・

2011-12-02 00:00:42 | 映画・演劇・Video
2009年にミッキー・ロークが主演した映画「レスラー」。映画の筋はともかく、プロレスの試合のつど、大量の出血が・・

まるで、ホラーだ。プロレス自体が八百長なのだから、いくら血が流れても大したことはないのだが、怖くて見てられない。

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20年前のスーパースターが、年をとり、ホルモン剤を打ちながら週末の試合で少額のギャラを受け取りながら、生活苦と戦う。ウィークデイはスーパーのレジ打ち。

そして、ついに危ない生活にとどめが刺されることになる。心臓病。緊急手術。プロレスを失った彼は、別居している娘や、馴染みのストリッパーに会いに行くが、相手にされない。

そして、ついに数十年来の仇敵と、リング上で最終決着をつけることになる。

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心臓を押さえながら、コーナーマットに上った彼は、人生最後のダイブを行うのだが、マット上に着地する直前に、映画は終わる。

でも、この映画、対戦相手同士が筋書きを打ち合わせるシーンがたくさんあるのだが、プロレスが八百長であることは、自明なのだが、それでも米国人は興奮するのだが、日本人は八百長であることを認めたくないような、そういう半信半疑的な興奮の仕方をする。サンタクロースの存在と同じようなものだろうか。

妙なもので、相撲界で八百長行為を追放したところ、日本人力士が勝ち始めたというのと、何か因果関係があるのだろうか。