対局前に読みたい本

2011-12-03 00:00:55 | しょうぎ
先日の職団戦の直前に、トーナメント表をみていると知人の出場チームと当たるかも知れないということがわかる。念のため、その知人にメールを送ると、次のような回答が返ってきた。

3回戦で当たるということは、昇級を賭けた戦いなので、問答無用の鉄火の真剣勝負ですね。大山康晴著『盤外戦術入門』(民明書房刊)を熟読して臨みたいと思います。

とのことだった。

私は、昇級のかかった一番だけに、1万円とか2万円とかの提案があるのではないかと思っていたが、方向違いだった。もっとも10万円以下で星を売る気にはならないが。

そして、知人が対局前に読むという『盤外戦術入門(大山康晴著)』を自分でも読みたくなったわけだ。そして、よく考えると、その本はかなり『秘伝』という香りがしているわけだ。

で、まずamazonで探すも存在なし。いくつかのネットショップで探しても見つからない。しょうがないので古本検索ネットで探しても見当たらないし、国会図書館を始めとして全国の図書館検索をしても手掛かりなし。

こうなると、さらに『秘伝』感が高まる一方ということになり、ついに知人に質問を戻すことにする。すると、こんな回答が。

大山康晴の『盤外戦術入門』ですが、升田幸三著『石田式升田流』、加藤一二三著『対局マナー読本』ともども、いつか読んでみたいという空想の産物でした。

とんでもない話だったわけだ。その他、『猫の飼い方』とか『突撃の手筋』とか『不滅の会長』とか、そういうのもアリかな・・



今週の問題。

1203


どちらかというと軽快作か。起点の駒は?

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数をと酷評を記していただければ正誤判断。


後記

原図には余詰があったようです。

作意作、余詰作につき、修正しました。