+30ヤードというコトバの魅力

2011-09-21 00:00:32 | スポーツ
アマチュアゴルファーにとって「+30ヤード」というのは魅力的なコトバだ。ドライバー200ヤードが230ヤードに。230ヤードの人は260ヤードになる。260ヤードの人なら軽く打っても290ヤードということになるではないか。プロ並みだ。

ということで、うっかり525円の本をネットで購入する。

tobasu


最初の方に、遠くへ飛ばすには2種類の球筋があると書かれている。

一つは、ハイドロー(高い球で、心持ち右から左へ曲がっていく)。もう一つがローフェード(低い球で心持と左から右に曲がっていく)。右に曲がるといってもスライスではない。

この二つを比べると、ハイドローの方が距離は出るが、大失敗の率も高い。で、この本ではハイドローのことばかりが書かれていて、ローフェードのことは書かれていないわけだ。二分類に分けたのに、ちょっと無責任だ。

そして、私は、ローフェードを持ち球にしているのだが、それには理由がある。もともとハイドローだったのだが、左に曲がった場合、はるか遠くまで飛んで行ってしまうから苦心を重ねてフェードに変えたわけだ。三塁側ファウルみたいなのを連発していたのがなくなった。

この二つの玉筋は正反対に近いので、実は打ち方も正反対になる。レイトコック、アドレス時のボールの位置、バックスイングの高さ、体の開き、・・・

だからこの本を実行に移すには、ほとんど全面的なスイング修正が必要になる。

たとえばグリップでも、この本では。ベースボールグリップを勧めている。さらに普通は右手の力を弱めるために右小指はグリップからはずすが、本著ではベースボールに握って、左手の小指をグリップの外にはずせなんて書いてある。手首を使えということだろう。

したがって、本著のようにするには、練習場に行ってスウィング大改造をしなければならないのだが、幸か不幸か、その時間が取れない。

ところで、うすうす気づいているのだが、本書を購読したあとサービスで無料動画配信が行われていて、それを見るともっと理解できるそうだ。

さらに、もっと詳しい動画がDVDで1万円ほどで入手できるそうだ。思うに、そのうち合宿会の案内とか理論を実戦に変える特別なクラブとかがお安く買えるということになるのだろう。

本当の問題はパターにあるように思うのだが、同一著者はパターに関する本も書いているのである。