中飛車定跡ガイド

2011-09-03 00:00:11 | しょうぎ
秋の職団戦に出場することにしたたま、少しは勉強しなければと「中飛車定跡ガイド」を読むことにした。超速▲3七銀、角交換、超急戦▲5八金右型、▲2四歩早付き型、▲7八金型、▲4八銀型、▲2五歩保留型と7章にわたり中飛車とその対抗策について、どちらの肩を持つわけでもなく、淡々と定跡が語られていく。

nakabisha


普通は、中飛車派の立場で書いたり、反中飛車派の立場で書くのが一般的だが、それだと、本の販売部数が半分になってしまうため、中立的に書かれたのだろうか(余計なお世話だろうが)。

実際、とても覚えきれない。だいたい覚えきれないうちに戦法の流行が終わるのが常だが、中飛車はいつまでたっても消滅しない。8五飛戦法だってそうだ。基本的に終盤の入り口まで、互角の形勢なら、「勝ったようなもの」という楽観主義の人は、定跡なんて適当に覚えておく。負けないようにダラダラ指していれば、いずれ勝つ。

だから中飛車は嫌なんだ。変化が複雑すぎる。東京は大都市なんだから、いっそ「中飛車道場」というような将棋道場ができてもいい。対局は、必ず中飛車か中飛車対抗戦にしなければならないということにしても道場経営はなりたつだろう。

将棋大会だって、「中飛車王者決定戦」とかあってもいい。


さて、8月20日出題作の解答。

a12


▲3三香 △同桂 ▲4一馬 △2二玉 ▲3一馬 △同馬 ▲2二銀 △同玉 ▲3四桂 △1二玉 ▲2二金 △同馬 ▲同桂成 △同玉 ▲3一角 △3二玉 ▲5二竜 △3一玉 ▲2二金まで19手詰め

動く将棋盤はこちら


今週の問題。

0903


ずいぶん駒が少ない。以前、似たような問題を出題したような気もするが、よく覚えていない。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。