台風一過

2009-10-09 00:00:36 | 市民A
台風による物的被害は、道路と敷地の間においていたプラスティック製の段差プレート1枚だった。(元々、意図的に公道に置いてはいけないもので、単に長く置き去りになったままのゴミとして存在しているのだから、ゴミが一つなくなっただけということ)

しかし、鉄道がズタズタになっていた。(わけでもないのに、ワナにはまった)

実は、通勤に使っている線は、東京の西側から目黒を経由して都心へつながっている。私鉄と地下鉄2社が相互乗り入れをしているのだが、私鉄による、駅の構内放送がとんでもないミスインフォーメーションで、目黒駅のホームに50分立つことになる。後で考えると、私鉄の情報は、うそばかりだった。

目黒駅のホームは人であふれ、とうとう電車も人も入場制限で、さらにボトルネックと化す。大陸からの引き揚げ船みたいだ。運が悪い人はいつまでも電車に乗れない。やっと潜り込むと背中の男がブルブル震え始めた。シャブ中か、と首を回すと音楽の世界に没入しているバカだった。変な国だ。

かくして、台風だから、遅く出社してもわからないだろうという心得者は、結局12時前に到着し、意図を見抜かれてしまった。


なぜ、ミスインフォーメーションになったかと考えれば、相互乗り入れしている相手側の状況がわからないから、こういう混乱が生じたのだろう。やっと地下鉄に乗り換えると、車内では「私鉄のせいで地下鉄が遅れた」という内容の言い訳をしていた。最近は、2つの会社だけではなく、3社の相互乗り入れの例もあるが、何のために相互乗り入れか、さっぱりわからない。事故や災害時の混乱を増長しているだけのように思える。

メリットは、主に鉄道会社のコストダウンなのだろうが、乗客無視もいいところだ。民主党政権の力で、なんとか3社以上の相互乗り入れを禁止できないものだろうか。

まあ、国民の為の政治とは言っているが、選挙が近づくと、「鉄道を使う国民」よりも「鉄道会社に勤務する国民」の方を重要に思ったりするのだから、あまり期待できない。


shimada1ところで、新橋で有名な、高級寿司店があった。店頭の二本の柳が、一見、由緒正しい高級店をイメージしていて、夜は最低一人2万円(酒代は別)から。昼は5千円といったところで、カウンターには常連しか座らせない。

実際には、由緒正しいのは二本の柳だけであって、現経営陣は新参らしいのだが、この台風で柳の方が先に倒れてしまった。電線にもたれかかってしまい、鋸引きと相成った。

目撃者談では、店主が切り株の脇に呆然と立っていたとのこと。

客単価維持のための次の一手は?

simada2あるいは、そのうち経営へのダメージが表面化し、モラトリウム申請?